住宅ローンのお客様の新築完成で、写真

農協の住宅ローンは、大手の都市銀行で審査が通らなかった人が、他にもいくつか金融機関を回って、終盤に行きつくところ。と、以前は言われることがあったそうだ。

今は、インターネットで金利の比較をして、ネットバンク以外で、近所にある金融機関で金利の低い所を探すお客様が、農協の住宅ローン商品を見つけて相談に来店され、借り入れ申し込みをされることが多い。

一番低い金利を、お客様は希望される。

その代わり、低くするためには条件が付く。

クレジットカード(通称:JAカード)をつくる。

給与の振込口座を農協の普通貯金口座にする。

一定金額以上の定期貯金または定期積金を新規で組む。

といった項目を複数設定し、一つ一つ、条件をクリアするごとに、少しづつ金利を減免していく。

でも、それぞれの農協で提携しているハウスメーカーや建築会社、不動産業者で物件の購入などをしていると、それ単体で大きく金利を下げることができたり。

また、パパママ応援カードを持っている契約者は、それだけで大きく金利を下げることができたり。

ホームページで確認できないような、直接相談に来た人だけの、最安金利の提示なんかもできたりする。

日曜相談会は、サザエさんのCMで全国一斉に同日に行ったりする。

でも、日曜相談会の担当者は当番制で変わるから、そのお客様の住む地域を管轄している支店のローン担当に当たる可能性は0に近い。

間にワンクッション入ってしまうと、スピードや細かな伝達に不完全さが発生する。

普段お伺いしているお客さんなら、息子が建て替えるとか、娘が結婚して近くの土地に新しく建てるとか、雑談の中で事前に必要なことを聞いてくれるから、「管轄支店の夜間相談の予約が一番安心です」とお伝えできる。

または、土地の購入や建築の契約をした業者さんが農協の提携先なら、その業者さんの方から農協の借り入れの話をしてもらうと、農協の職員よりもその業者さんがローンのご案内の窓口にもなってくれて、1本化できる。

一番聞きやすく、レスポンスも良い担当さんを窓口にできるかどうかで、お客様の不安や無駄な労力を削減できる。

でも、家を建てるのは人生で1~2回。

ほとんどのお客様が初めてだから、理想の相談窓口を構築できる人はなかなかいない。


今日、3人家族の鈴木原修吾さんの家にお伺い。

いや、伺わない。

先週、引っ越しを無事に済まされているご連絡を受けた。

住宅ローンの審査が通り、建築→引き渡し→引っ越し と、順調に進み、農協の住宅ローンの手続きの最終段階の1作業に来た。

完成し、住んでいる状態の写真撮影だ。

やや遠方から、道路と営業車が映る角度で家を撮影させてもらう。

反対方向に行き、同じように道路と営業車が映る角度で撮影。

営業車に戻り、道を遠回りして、接道側と正反対になるところの、50mくらい遠くから、さっきの場所からはとれなかった家の面を撮影。

それぞれ2枚くらいずつ撮った。

もちろん、無断撮影とかじゃなく、先週にローン担当から電話で一言伝えてもらってある。

南側に干してあるお子さんの靴とか、駐車場に止まっている奥さんの軽自動車とか、または窓のカーテンとか、きちんと暮らしている状況が確認できるように撮影する必要があるため、あまり具体的な日時とか予告はしないで撮影することになっている。

この写真を、金庫内の鈴木原さんの住宅ローンファイル、厚さ20cmに、更に綴りこむ。

数百万から数千万のお金の融資は、やはり金額がでかいだけに、一つ一つの作業が厳重に行われる。

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