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【映画感想】ラストのドヤ顔を楽しめるかどうかで、0にも100にもなる映画^^ 映画『エスケープ・フロム・L.A.』
CGもセリフ回しもストーリーも、何故か全てに味を感じてしまう絶妙なクオリティでした^^
この映画を楽しめるなら、「童心を忘れていません」と自信を持って言える気がします。
この記事は映画『エスケープ・フロム・L.A.』のネタバレを含みます。ご注意下さい。
あらすじ
大地震直撃の末、孤島化したロサンゼルスは犯罪者や反逆者の流刑地となった。そして2013年、大統領の娘がその政策に異議を唱え、国家機密を奪ってロサンゼルス島に逃亡。その機密を奪還するために、かつてニューヨークで大統領を救出した犯罪者スネークが送り込まれる。しかし彼の行く手には、アメリカ侵略を目論む悪党クエボが待ち受けていた!
味がありすぎるストーリーとキャラクター
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間違いなくアクションムービーではあるんですが、ストーリーとキャラクターがなかなか良い味を出しています。
一から十まで主人公の素性を解説してくれる悪役や登場直後に退場するヒロイン、わがままな大統領の娘など、リアリティと映画の常識を破壊してくれます笑
墜落したヘリに乗っていた仲間の生死は当然の様に無視しますし、サーフィンで車とカーチェイス?するシーンは相当ぶっ飛んでました笑
「そんな展開あり?」「そんなことになる?」と心の中でツッコミながら観るのも楽しいです^^
案の定の裏切り
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最初の時点でスネークを操る大統領は怪しさ満載でしたが、期待を裏切らずラストにどんでん返しを用意してくれていました…
スネークが投与された致死性のウイルスは、実はただのインフルエンザウイルスで、任務を達成できず解毒剤を打てなくても死ぬことはなかったという事実が大統領から明かされるシーンがあります。
ここの「少し質の悪いジョークじゃないか^^」とでも言いたげな大統領の態度にはこの映画で最大の怒りを感じました…
わずか数分で誰が悪者なのか分からなくなったのには驚きました。
ここでしっかり大統領にもヘイトが向くことによって、全てをひっくり返すスネークの最後の決断に納得することができます。
「ようやく人間に戻れたぜ」ドヤァ( ・`д・´)
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デスゲーム仕立てのバスケや整形モンスターの巣窟など、見所はたくさんあるものの、やっぱりラストに納得できるかどうかがこの映画を楽しめるかどうかの分かれ道になっている気がします。
余計なことは考えず、スネークに感情移入してみれば恐らくは世界の文明を破壊するというラストにも納得でき、全編通して楽しめると思います。最後のドヤ顔もカッコいいと思える!...はず
反対に裏テーマや風刺を探しながら観ていると突然「人間は機械に頼りすぎている」や「技術が争いのタネである」といったとんでもなく大きなメッセージが出てきて面喰います…
こういった一歩下がった視点から観ていると、最後のドヤ顔はただのクサいワンシーンに成り下がってしまうんじゃないでしょうか。
多分この姿勢で観る映画ではないんですけど(^-^;
最後に
ゲーム『メタルギアソリッド』はこの映画の影響が強いらしいです(正確には『ニューヨーク1997』のエッセンスが強いらしいですが)。
無線越しに司令室から命令される様子や潜水艦での潜入など、確かに見覚えのある要素がありました。
また、主演のカート・ラッセルはどこかで観たことがあると思ったら『ワイルド・スピード』シリーズの人でした…
好きなものがいろいろ交差した映画だったので観れて良かったです^^
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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