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【映画感想】食後の観賞厳禁 映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

この記事は映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のネタバレを含みます。ご注意下さい。


 今作は主演、監督、制作、脚本のジョン・ファブローが個人的に好きで観ました。『アイアンマン』のお付きの人というイメージが大きかったのですが、後に監督もやっていたと知り驚きました。最近ではSTARWARSシリーズの外伝『マンダロリアン』を手掛け、高い評価を受けています。こちらも面白かったのでおすすめです。

主演、制作、監督、脚本を務めたファブロー

あらすじ

 凄腕シェフのカールは、働く上で自分の作りたい料理を作れないことに悩んでいた。店のオーナーと料理批評家の板挟みに合い、カールは批評家を怒鳴りつけてしまう。その動画がネットに拡散、職も地位もプライドも全てを無くしたカールはフードトラックで一からやり直す事を決意する。

SNSと批評家 ~危うさを添えて~

 料理批評家に酷評され、カールが怒鳴りつけるセリフは劇中のみに留まらないものだと感じざるを得ません。必死に作ったのに批判される辛さを面と向かってぶつけ、雇用への影響も指摘します。

苦悩するカール

 これを監督自身が主演として言っているのがミソです。きっと映画やドラマを制作して同じように傷ついた経験があるのでしょう。映画のワンシーンであり、ジョン・ファブローの訴えにも見えます。
 影響力は別として、私も人様が作った物を観て感想を書いています。製作者へのリスペクトと発言への責任を胸に書いていこうと改めて思わされました。

手放しで観られるサクセスストーリー

 職を失ったカールは息子と過ごしてもどこか上の空。唯一自分の好きなように料理をしている時は楽しそうにしています。料理しか残っていないカールは、離婚した元妻と息子に支えられてフードトラックを始めます。ここからのサクセスストーリーがテンポよく本当に楽しいです。

3人で旅するフードトラック
  • 基本晴天で陽気な音楽が流れ、楽しそうに料理するカール達

  • 料理を通して縮まる息子との距離

  • 悪評を覆すフードトラックの盛況

 名誉回復と好きな生き方、家族仲の修復が一気に実現していき、自然と笑顔になります。

有能すぎる息子

父と一緒にキッチンにも立つ

 カールの息子パーシーはSNSを使いこなしてマーケティングを行います。これがかなり本格的。彼がいなければフードトラックの集客は見込めなかったはずです。SNSを全く知らないカールが息子の手際に驚かされる様子はとても微笑ましいです^^

食後の観賞厳禁

 ミュージカルは視覚と聴覚に訴え強烈な印象を残します。この映画は視覚に加えて味覚に訴えます。出てくる料理がどれもめちゃくちゃ美味しそうなので、食のモチベーションが爆上がりです。食後に観ると間食に手を出してしまうので注意です。

 特に熱々の肉とチーズをカリカリに焼いたパンで挟むキューバサンドが印象的です。時間がある時に絶対作ります。

最後に MARVELファン必見

 スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニー・jr.などのMCU出演者が出てきます。2人ともブラック・ウィドウ、アイアンマンの性格に似た役で面白かったです。

ワインソムリエ役のスカーレット・ヨハンソン

 加えてカール(演:ジョン・ファブロー)が「ハッピー」というフレーズを多用するシーンがありました。『アイアンマン』でのジョン・ファブローの役Happy Hoganのハッピーから来たセリフなのではないでしょうか。(やたら繰り返すので)


最後まで読んで頂きありがとうございました!!

画像の出典
シェフ 三ツ星フードトラック始めました | 映画と本と音楽と (ameblo.jp)
シェフ 三ツ星フードトラック始めました 特集: 2015年、映画.comが最初に推す、心に美味しい《三ツ星満腹映画》はコレ! あなたの心を“笑顔”と“ポジティブ”、“鑑賞後のハッピー感”で満腹にします! (eiga.com)
お料理 : 地味でもワンダフルな人生を⁈ (livedoor.jp)

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