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【映画感想】本来の計画とは?(素人考察) 映画『セブン』
ブラピとモーガン・フリーマンというかなりメジャー所の二人がダブル主人公を演じるサスペンススリラー。
序盤からかなりグロいだけでなく汚物などの描写もあるので苦手な人はとことん無理だと思います;;
この記事は映画『セブン』のネタバレを含みます。ご注意下さい。
あらすじ
退職を間近に控えたベテラン刑事サマセットと若手刑事ミルズは猟奇連続殺人事件の捜査にあたる。犯人はキリスト教における7つの大罪に基づいて殺人を繰り返していることが明らかに。やがてサマセットとミルズは容疑者を割り出すが、その人物に逃げられ、さらにミルズの素性が知られていたことも発覚する。そしてさらなる殺人事件が続いた後、驚愕の事態が……。
メリハリ抜群の演出
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1995年の映画とは思えないほど全く古さを感じさせない映画でした。
「今年のサスペンス映画です。」と言われて観せられても全然気付かないと思います笑
基本的に暗いじめじめした雰囲気の街を舞台とするんですが、ところどころ真っ赤なライトだけが使われているシーンがあり、最近のNetflix作品(特にアクション)で多く観るシーンと似ているような気がします。
映像だけでなく捜査中に流れるクラシック音楽など、演出にメリハリがあったのが良かったんだと思います。
ラストに明るい太陽の下事件が進んでいくのは、このメリハリを逆手に取ったアンバランスさで不気味さ倍増でした(^_^;)
七つの大罪
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七つの大罪についてはハガレン(全部観たことない)かマンウィズの曲ぐらいしか知らなかったんですが、知らなくても全然楽しめました。
強いて言えば何の罪が残っているのか整理して観ないと分からなくなる場面が少し...
それと教科書で見覚えのある書物や人物名が出てきて、そこら辺もしっかり分かっていればより楽しめそうな気もします。
狂った計画
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暴食、強欲、怠惰と殺人が進んで行くと犯人ジョン・ドウ(名無しの意味)についての捜査も進み、ジョンは計画の変更を余儀なくされます。
その後肉欲、高慢の殺人が起き、残すは嫉妬と憤怒のみに。
嫉妬の殺人はミルズたち夫婦を追っていて妬ましくなったジョン・ドウ自身がミルズに殺される事で完了します。
そして憤怒の罪?は妻をジョンに殺されて怒ったミルズということになります。
ただ、罪人ではないはずのミルズの妻が殺されてしまう点、憤怒のミルズが死なない点から、この場面は今までの事件と異なる=変更された計画の部分なんじゃないでしょうか。
そうなってくると本来この2つの罪をどのように殺人事件にしたかったのかが気になってきます。
素人考察
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私はミルズが憤怒、サマセットが嫉妬の罪で死ぬのが計画だったんじゃないかと思います。
これはミルズの妻とサマセットが子供を産むかどうか話している場面に、ジョンらしき人影が映っていたことが理由です。(自首してくる時に剃っていた髪をそのまま伸ばしたような髪型の男が彼らの後ろの席にいます。)
注:ここからは考察(妄想)
サマセットがミルズの妻に「子供を産まなくてもいい」と言った場面で、サマセットがミルズ夫妻への妬みでこの言葉を言ったのだとジョンは解釈、ミルズの妻を何らかの方法で堕胎させてそのきっかけをサマセットに仕立て上げ、彼をミルズに殺させる。(嫉妬の殺人)。
そして、本当はサマセットが堕胎させた訳ではないことをミルズに教え、一時の怒りでサマセットを殺してしまった後悔から自殺に追い込む(憤怒の殺人)。
ここまでは私の勝手な妄想ですが、本来の計画にミルズ夫妻と赤ちゃん、サマセットが絡んでくるのは間違いないことだと思っています。
憤怒も嫉妬も相手がいないことには始まらない罪で、この映画で分かりやすく二人と言ったらミルズとサマセットになります。
また、ジョンは妻の妊娠を知らなかったミルズの様子を見て、彼に向かってではなくサマセットに向かって「知らなかったのか」と言います。
このことからもレストランでの会話を聞いていた説が濃厚です。(『お前が「産まないならミルズに言うな」って言ったせいじゃん。』という意味でサマセットを見ていた?)
赤ちゃんの話や後半の二人での飲み会話など、あまりにも反対な描かれ方が引っかかり、そこに他の意味がないか探ってみたくなってダラダラ書いた考察でした…
最後に
ラストに撃つか撃つまいか葛藤するブラピの演技がめちゃくちゃ良かったです。
ジョン・ドウ役もヤバそうな雰囲気抜群でした。
俳優陣の演技だけでもかなり楽しめる作品だったと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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