【映画感想】シークレットな要素が多すぎる… 映画『シークレット ウィンドウ』
1時間30分で短めのミステリー映画です。
スティーヴン・キングのミステリー小説を原作としていて、ジョニー・デップも出ている割にそこまでメジャーじゃないのが不思議な作品です。
短い映画の割には全然面白かったと思います^^
あらすじ
人気作家レイニーの前に、彼が自分の小説を盗んだと糾弾する男シューターが出現。身に覚えのない言いがかりに困惑するレイニーだが、その日から彼の周囲で奇妙な出来事が続出する。
ジョニー・デップが妻と別れた孤独な小説家レイニーを演じていて、哀愁たっぷりです;;
気の弱そうな愛犬かから行動力抜群の殺人鬼まで、演技の幅広さを観せてくれます^^
個人的にはシューターが家に侵入しているんじゃないかとビクビクしながらネズミと格闘する姿がジョニー・デップっぽくて好きです笑
シューター役のジョン・タトゥーロは『トランス・フォーマー』シリーズの三枚目役のイメージと一転、無闇に発狂しない静かな”イカレ野郎”でしっかり怖がらせてくれました…
所々に入る作中小説の読み上げナレーションと盗作をめぐるストーリーはミステリー小説好きにも刺さりそうな気がします。
基本的にはミステリーと少しホラーなテイストで進んでいくんですが、ちょっとだけテンポが遅かったように思いました…
折角レイニーの別人格がシューターというどんでん返しが最後にあるのに、ラスト20分ぐらいまで本筋である盗作に関する謎がほとんど進まず、レイニーが二重人格というオチは読めてしまいます。
そういうラストの映画を観たことがなければ素直に楽しめるんだとは思うんですが…
それでもシューター人格の目的、小説とのつながりが分かっていくところはちゃんと面白いですし、何より元妻を待ち構える表情の凶悪さはシューター(ジョン・タトゥーロ)を完全に越えていて鳥肌ものです(^-^;
最後に
短い映画というのは前提としても、思わせぶりなセリフやカットシーンを回収しきれていない印象です;;
観終わったあとにあのシーン、あのセリフは結局なんだったの?と、ミステリー好きほどもやもやする可能性が高いように思います笑
あと、『シザーハンズ』を知っていると少しニヤリとする場面がありました^^
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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