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不朽の名ドラマ 映画『ゴッドファーザー』


 

こんな人にオススメ

  • 大作が観たい人

  • 重厚なドラマが好きな人

  • 名曲を味わいたい人

気楽に観られる内容ではなさそうだったことと、マフィアのダークな世界を3作通して観られるか不安だったことでなんとなく避けていました… 今回決心して観てみましたが、思っていた以上に面白く、渋い映画でした。
登場人物が大量にいるので、初めて観る人は相関図を見ながら観た方が良いと思います。私はそれで何とか理解できました(^-^;

あらすじ(解説)

イタリア・シシリー島からアメリカに移住し、巨万の富を築き上げたビトー・コルレオーネ一族の跡目相続や、世代交代を謀る周囲のマフィアとの間に起こる抗争が重厚なタッチで綴られる。

超名曲

これが一番有名な曲だと思います^^ どこで聞いたのか思い出せないんですが一度は聞いたことがあるはずです。初めてこの曲が流れるのは、素朴ながらも胸に残るシーンでした… なんとなく祖父もこんな曲、こんなシーンが好きそうです笑

恐らく初めて聴いた曲なんですが、『愛のテーマ』よりも私は好きです。威厳もありつつどこか悲し気な曲調で、コルレオーネファミリーの歴史を振り返っているような感覚になります;;

最小限の暴力?

 

『ゴッドファーザー』シリーズは全3作で、今作はマフィアの世代交代の話になっていました。前情報を入れずに観たので世代交代=血みどろの抗争とばかり思っていたんですが、話し合いや交渉など、想像以上に理性的で戦うシーンや暗殺するシーンはそこまで多くありませんでした。銃や爆弾こそ出てきますが、アクション映画のような派手さは一切なく、暴力=忌むべきものとしてちゃんと捉えられました... ある意味ではアクション映画の反対にある映画かもしれません。
暴力がしっかり最終手段になっているように感じられ、それが作品全体の緊張感とリアリティに繋がっていた気がします。だからこそ、終盤の怒涛の展開は一段と恐ろしく感じますし、ファミリー愛の深さもうかがえます;;

世代交代

眼光鋭すぎます;;

作品の序盤、威厳抜群で魔王のようなドン・コルレオーネがゆっくり弱っていく様子は、自分もファミリーの一員であるかのように悲しく、不安になってきます… 観客ですら頼りにしてしまうほどの存在感と、弱々しい隠居生活を一人のキャラクターのものとして違和感なく観ることが出来ました。反対に、マイケルは最初の優しそうな青年から一転、どんどん目つきが変わっていきます;; 最初は若いアル・パチーノと言われてもちょっと分からなかったんですが、終盤になって目つきが険しくなっていくにつれ、最近の映画で観た面影が感じられるようになりました^^ 続編のかっこいい老け方も楽しみです。

最後に

休日でパート2と最終章も観たので、そちらの感想も後々書いていきたいと思っています。いざ観始めるとファミリーの歴史が気になって次々観進めてしまいました… お金や利権に限らず、観客の時間さえも奪ってしまう恐ろしいファミリーです(^-^;

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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