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冷たい戦場に人の暖かさが染み渡る Netflix映画『ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマン』


 

こんな人にオススメ

  • 家族、仲間の絆を大切にしている人

  • 一人きりで頑張っている人

  • 心から暖まりたい人

『トップガン マーヴェリック』のグレン・パウエルと『アントマン&ワスプ クアントマニア』でカーン役を務めるジョナサン・メジャースが出演しています。ジョナサン・メジャースについては、MCUに参加したことで初めて意識して「この人の出演作を観よう」と思いました。(ミーハーでごめんなさい(^-^;)

あらすじ

アメリカ海軍初の黒人飛行士、ジェシー・L・ブラウンと彼のウィングマン、トム・ハドナー。朝鮮戦争のさなか、危険な任務に挑むことになった2人がきずなを深めていく。

違うバックグラウンドの二人

 

人種も性格も違う二人が絆を築いていく映画は『最強のふたり』や『グリーンブック』、『最高の人生の見つけ方』などを観てきました。今作はいい意味でも悪い意味でも人を区別しないトムと、いい意味でも悪い意味でも一人で背負ってしまうジェシーの友情を描いています。戦争が題材とはいえ休暇などの楽しい場面もしっかりあり、少しずつ心を通わせていくふたりにニヤついてしまいます。バーでジェシーが口説き方を教えるシーンは戦時中とは思えず、そんなシーンがずっと続いてほしいと思ってしまいました;;

戦争の厳しさ

 

ふたりの関係がずっと良好ではないのもこの作品の見どころだと思います。対立する二人の会話は、戦争という命に関わる状況の中だからこそ、一層切実で、観ている側の心を抉るような重みを伴っていました。単に仲がいいわけではなく、ぶつかって理解して得た絆には憧れます。こういう言いたいことを遠慮せずに言える仲間は、私からするとすごく貴重なものに観えてしまいます;;

仲間との絆、家族との絆

このシーンのジェシーはめちゃくちゃキマっています^^

円満な家族、信頼できる仲間たち、期待を寄せる兄弟たちなど、人同士の絆がとても印象に残っています。絆を感じられるエピソードは一つ一つがものすごくドラマチックというわけではないです。ですが、誰かとの絆がもたらす幸せ、楽しさ、優しさといったものが抵抗なく感じられました^^ それらがもつ暖かさは、冷たい戦場の中にあって大きな支えになるものなんだと思います;; 戦場でなくとも、日頃から人を頼っていくべきだと思わされました...

最後に

実話に基づいているということで、最後には本人たちの写真とその家族が映ります。この映画で描かれた絆がまだどこかで続いていると思うと、観終わった後の余韻が一際長く続きます…

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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