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【映画感想】映画で国境を越える 映画『アルゴ』

SF映画撮影を装った人員救出作戦のお話。
もちろん映画用に脚色されている部分はあるものの、大筋は事実に基づいているそうです(・_・;

残酷な場面はほぼなく、それでいて緊張感抜群の脱出劇になっていました。
直接的な暴力の怖さよりも集団に囲まれ何をされるか分からない怖さで不安を煽ってくるタイプです。

歴史的背景も最初にパパッと説明され、意外と分かりやすかったです^^

この記事は映画『アルゴ』のネタバレを含みます。ご注意下さい。
 

あらすじ

1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。

『ARGO』

 

偽造のために作られる映画『ARGO』がなんちゃってスター・ウォーズでそこだけは今作で唯一笑えます。
ストーリーはともかく、金色のロボットを銀に塗りなおしたようなキャラクターや青色のチュ〇バッカなど、ビジュアル面がかなりお粗末でした笑
実際に『ARGO』が作られたら絶対観に行きます^^

当時のハリウッドの華やかさを少し感じることができたのも個人的に嬉しかったです。

ロケ―ション×音楽

お金さえあれば行ってみたいです…

中心にあるのは生きるか死ぬかの緊迫した脱出劇なんですが、バザールやトルコのイスタンブールなど、異国情緒溢れる舞台と雰囲気バッチリの音楽で観ていて旅行に行きたくなってきます^^
特にアヤソフィア(高校の世界史でやった時はハギア=ソフィア聖堂で覚えていました)の内装を観た時は急激に行ってみたくなりました。
行ったこともないのに超荘厳で感動します。

事実と脚色

 

事実を面白く観られるようにアレンジしているだろうなという印象がかなりあります。
イラン側もそのフィクションの部分に対抗した映画を作ると言ったらしいです(その後どうなったのかは不明)。

脚色部分が事実のように観える可能性があったのが問題となったようで、実際の出来事と映画としての面白さのバランスを両立させるのは国レベルの話になってくるとやっぱり難しいんだなと改めて思います;;

最後に

偽造とはいえ緊張状態の国で映画を撮る事があり得てしまう当時のハリウッドの見境なさにドン引きするか、「映画は万国共通のエンタメなんだなぁ」と素直に納得するかは人それぞれな気がします笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

画像の出典

https://www.expedia.co.jp/Hagia-Sophia-Istanbul.d6067947.Place-To-Visit?pwaDialog=gallery-open

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