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告白してくれた男の子が自殺した

全く書いてなかったから誰も見ないと思うけどふと思い出したので書き起こしてみることにした


数年前の話なんだけども、当時インターネット廃人だった私はいろんな人とオフ会をしていた

ネット恋愛はしていなかったけども。

その中で出会った男の子(Bくんと呼ぶね)の話をしたいなと思う

Bくんはよく私にリプを送ってきてくれる子で、下心なく純粋に仲良くしてくれてたBくんに対して私はすぐ打ち解けられ、リプライではなく一対一でずっと話すようになった

お互いの闇を話す仲にまでなった

その子は少しボカシを入れるが、めちゃめちゃ病んでいる子で、男の子としては少しめずらしくリストカットや自傷を繰り返していた
あとODやストゼロを仕事終わりに毎日飲んでいて、聞くと新入社員で大企業に勤めているんだけど精神病ももっている
(これは接してて勝手に思ってたけど)元々の性格が繊細だからか?ストレス負荷がとんでもなくて、
帰宅したらすぐにガブ飲みし、現実逃避しなければ日々を過ごせなくなっていたと笑いながら話していた。

私もその時は風俗店を掛け持ちしていて過食嘔吐とODを毎日のようにやっていて、ODをしながらストゼロを飲んだり、ODした後に仕事をしたりでめちゃめちゃだったからBくんに共感した、お互い励まし合ってた

少し経った時、Bくんに彼女ができた。

Bくん曰くそんなに好きではなくて(?)
ちょっと性格がトゲトゲしていたり、わがままな一面があるからなんだかなーと思ってて短期間でBくんから振って破局していた

まあBくんがどうだったのかはわからないけど
男の人ってよく自分の彼女のことそう言うよね…笑

なんでかわからないけど、おそらく乗り換えたい時とかが言ってんのかな?とぼんやり思ってる。

その後もずっと仲良くしていて、ある日お花見に行こうという話になったんだ
そう、はじめてのオフ会である
私は自撮りとかプリクラをよくラインアイコンにしてたからBくんは私の顔を知ってるんだが、私は誰に対しても自撮りを見せて欲しいと言わない性格なのでどんな見た目してるのかなーとか思いつつ、すこし遠出をしてお互いの家からちょうど中間地点にある場所に良いところがあるからそこに行こう!
って、ノリノリで予定を立てていた

当日いつもみたいにおしゃれをして待ち合わせ場所まで向かった
Bくんと集合したら、いわゆる陽キャラではないけども見た目が良くて
「あーなんか、気の強い女の子とか、我が強い女の子が狙いそうだなぁ、収入もあれだしなぁ…」と思ってしまった(ごめん)

2人ともよく吐いていたりしたからお弁当とか買わないでささやかな甘いものとかなんか買って、昼間だからか過ごしやすい場所を選べて、満開になった桜を見ながら楽しく過ごしていた
私はお花見をこんなにしっかりしたことがなかったのではしゃいでいた。

そんな私をニコニコしながら見てるBくん、桜が綺麗で芝生なんかもあって、植物の綺麗な空気とODしてないシラフで気持ちが穏やかだったのが合わさってて本当に幸せだった。

Bくんの手首にはリスカ跡がたくさんあった

Bくんも、「久しぶりにこんなにストレスなく休日を過ごせてて楽しいなぁ」みたいなことを言っていて、私だけ楽しんでるわけじゃなくてよかったーとか思ってた

この時が最初で最後にBくんに会った日だった。

終始楽しく話してその後私は仕事があったから夕方手前で名残惜しいねぇ〜とか言いながら駅でお別れをした
たくさん残った手をつけてないお菓子を食べたかったら持っていってよ!って言って私はあげたんだけども、ビックリしたような顔をして「本当にいいの?そんなこと言われたことない、お金出す」とか言ってた

えぇ…とか思った、謙虚すぎて誰かしらに引っかかって搾取されないか心配だった笑

また絶対遊ぼうね、お互い死なないで頑張ろうねって話して別々の改札手前でお別れをした。

その後も前と変わらず仲良くしていた

ある程度月が経った時、別の人と一悶着あって私がめちゃめちゃメンブレをし始めて、奇行を繰り返したり落ち着いたりODしてみんなに悪口を言いまくったり(これは副作用であるあるだったりする)いきなりばっと縁を切りまくったりしてしまった時が続いた

いろんな人に寄りかかって死にたい死にたいなんか子供みたいに駄々こねてたりしていた
Bくんもその1人で迷惑をかけた
ずっと励ましてくれてたが、ワガママを私も発症していて寄りかかってヘラっていた期間が長かった

そんなクズ時代の私をずっと支えてくれたし、心配してくれて何時間も電話に付き合ってくれていた。

それが治まった頃、いろんな人たちに謝罪しまくってBくんにも誤り倒していた。
優しいから言いよって言ってくれて、何にもなかったかのようにまた仲良くしてくれてた。
私は甘えすぎていた、本当に馬鹿だった。

ある日、真夜中にBくんが言った

「(私)ちゃんのことが好きになってしまった」

「今言いよってきてる女の子がいるんだけど、(私)ちゃんがもし付き合ってくれるなら、その子のことはもちろん断るから付き合って欲しい」

今考えたらこんなに優しい男の人なんていない、
むしろ婚活ばっかりして専業主婦になりたい女の人なんかがっつくだらうなぁと思う

だが私は断った
理由は見た目がタイプじゃない、私はその時俺について来い、俺の言うことを聞け、みたいなオレオレ系しか好きじゃなかった

本当に今思うけど
見た目で(しかも不細工というわけではなタイプじゃないというくだらない理由で)断るなんてクソ最低だと思う

理由は言わなかったし、適当にぼかしたけど断った

そしたら後日、「あの子と付き合うことになったんだよね、あの事は忘れてまた普通に関わって欲しい。」
って言われた

それ以降、気不味くてお互い連絡がどんどん減っていった
それと同時にBくんはTwitterで仕事が全然うまくいかなくて、という内容をたくさん書くようになった
仕事でこんな事をされた、こんな思いをした、とか
あまりにも強いお酒を飲みすぎてアル中になった、とか、色んな上司とか後輩とかの悪口とか、
心配してくれてるリプにもつっけんどんで返していたような記憶だった
とてもメンブレしていた
家に大量にストゼロの空缶がある写真を載せたり、血だらけになった写真を載せたりしていた。

みんなのリプを無視してるんだから私が送っても無視するでしょ、って理由をつけて私はスルーしてしてしまっていた。
とてもとても後悔したし、今もしている。
本当にあの時の私はクズすぎた

ある日、Bくんは、
「もう楽になりたい。アカウントは残すけどこれで発言を最後にします、自殺しようと思う。
今まで関わってくれてた人たちありがとう」

その短すぎる発言を最後に、
たくさん心配しているみんなの返事を一切返さず存在しなくなった

流石にそれを見た時に衝撃と心配ですぐ連絡を入れた。
追いラインを何件も送った。

返事は、
最後まで既読もつかず、永遠に返ってこなかった。

とても後悔した
今でも後悔してる

あの時そのまま好意を受け取って、好きという気持ちはゼロだけど付き合ってから同じ気持ちになれるように関係を育てていけていたら?
断ってても支えるためにずっと連絡を続けていたら?

私が振ったあと、言い寄られてた女の子ともしかしたら付き合っていたのかな?
だとしたらなんで自死を選んだんだろう

もしかしてTwitterもただログアウトだけして
ラインも携帯を変えたから存在だけはしてるけど新しいラインが存在してるから私はそもそもどうでも良い気持ちになってたから、ネットの世界から抜けて今現実で生きているのか?

何にもわからない
おたがい支え合ってたつもりで、私はBくんのことを何にもわかってあげられなかったんだろうな。

ただ自分と境遇が近い子が下心を持たず仲良くしてくれたからそれに甘えていただけで
いつでも優しく接してくれていたからそれに寄りかかっていただけで

自分にできることは何でもあったはずなのにね

本当に後悔しています、この発言自体が綺麗事に見えるね。


こんなことばかりで、全てを気付いてから失ったものが沢山ありすぎて

それらは、自分がもう少しなんとかしていたら、
もう少し真剣に向き合っていたら、

自堕落な生活を送ってシラフの時間なんてほぼなくて現実逃避の殻に籠っていなければ、

こんなことにはならなかったよね
ってことが多すぎて、ずっと恥じてばかりです。

おわり。


もっといろんな話がたくさんあるし、書こうと思って何度もアプリを開いたんだけどフラッシュバックで辛くなってメンタル破壊されて何もできなくなる時とかもあったので無理だった

誰も見てないと思うけどここに書き留めておきたかった。

克服した思い出はこれからも亀更新で書いていきたいなぁと。
もし見てくれた人がいたらありがとうございます。

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