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VUCA時代を救うのは、プラスチックできたブロックかもしれない。🧱×2


どうも、ITベンチャーで広報をしているトミサワです。
前回は圧倒的なブランド力を持つレゴから学ぶVUCA時代におけるブランディングについてをまとめさせていただきました。
そしてブランディングには存在意義を突き詰め、消費者に繋がりと価値を提供し続けることが大切だと結論を出しました。

ではどうすれば、何があれば存在意義を突き詰められるのか、消費者に価値提供をできるのかが気になりますよね。
実はここでもレゴが活躍しますので、是非最後まで読んくださると嬉しいです。

アヒルから教わる多様性

現在、レゴブランドグループの会長であるクヌッドストープ氏は、レゴの持つ可能性を実感してもらうため、6つのレゴブロックを使ったお決まりのプレゼンを行うそうです。

レゴを用意できる方は是非一度ためしてみてください。

袋の中には黄色4種類・赤色2種類の計6つのレゴブロックがあります。
制限時間1分の間に、これらを全て使ってアナタだけのオリジナルなアヒルを作ってください。

レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方より一部引用

そして筆者も何回か試してみました。

こんな感じから
くちばしが長いのや
首を伸ばしたものまで

まだまだ際限ないほどのパターンが作れるとは思うのですが、これがレゴのすごいところです。
ここで、現会長であるクヌッドストープ氏はこう語ります。

おそらくどれ1つ同じ形をしたものはないでしょう。
他の人のアヒルはもしかしたら、アナタにとってはアヒルに見えないかもしれません。ですがどれも立派なアヒルです。
それだけ人は多様で豊富なアイディアを持っているのです。

レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方より一部引用

変化の多い現代。様々な課題があり、様々な答えがあります。
一つの正解を誰よりも早く正確に答える時代はとっくに終わりを告げています。
大切なのは自分から課題を見つけ、仮説立て、トライ&エラーを繰り返して自分の頭で答えを導きだすことに価値があり求められる力になります。
このアヒルが教えてくれたことは、人の数だけ問いも答えもあること。
そして、レゴの持つ可能性とはその多様性を具現化することに秀でていることです。

6個=9億

2×4のブロック

続いてコチラのブロック。
1個だけではただのブロックですね。
ですが2個集まればその組合わせは24通り、3個になると1060通り、6個になると約9億通りの形を作ることができます。
もはや他人と同じ形に作ることが難しいですね(笑)
だからこそクヌッドストープ氏はアヒルが被ることなんて無いと考えているのでしょう。

ニューノーマルのワークショップ
「LEGO®SERIOUS PLAY®」

実はNASAやGoogle、トヨタやYahoo!などの超大手企業が取り入れているワークショップです

ここでようやく「レゴ®シリアスプレイ®」を紹介することができます。
ここまでご説明した通りレゴは、多様性の具現化に適しているツールということがおわかりいただけたかと思います。
「レゴ®シリアスプレイ®」とはレゴの性質をビジネスに落とし込んだ、大人のためのワークショップになります。

自前なのでちょっと別のキットにあったレゴも混ざってます、、、

レゴ®シリアスプレイ®には大きな特徴があります。
それは、出されたお題に対してレゴで表現をするということです。
実はお題をだせるファシリテーターは、修了資格が必要になるのですが、今回はnote用に揃えたものになるので、ファシリテーターも特になくご紹介します(笑)

お題は「仕事における自分の特徴を6つのブロック+ミニフィグ」です。
結果はこんな感じです。

作品を説明すると、”自分は高いところから俯瞰して様々な出口(窓)を見つけることができる。けど見栄っ張りでプライドが高いから足元は細く高い”になります。(笑)

レゴ®シリアスプレイ®で大切なのは、完成した時のクオリティよりも、何故そのブロックを手に取って、どうして組みあげたのかを第三者に説明し意見交換をすることです。
そうすることによって、自身の潜在意識を呼び起こし、言語化をするという機会が生まれます。
これを知人に説明した時、「どうして穴が空いているブロックじゃなくて、窓にしたの?」だったり、「どうして土台のブロックは灰色なの?」などの追加質問が来たので、自分の思いも寄らない視点で質問が来たことに驚きました。
見事にレゴの術中にはまっていますね(笑)

従業員同士で行う場合のお題は、もっと会社に寄せる感じです。
例えば「会社の3年後」だったり「アナタが仕事で1番嬉しかったこと」などです。
互いに作品を発表し合えば、会社の魅力や思いも寄らない弱点がわかるかもしれません。
またロジカル且つ視覚的にも従業員全体へシェアされるため、一般的な研修よりもグッと具体性が増すことでしょう。

レゴは存在意義を突き詰めることができ、消費者の価値提供を見つける手助けをするツールでもある…最強の玩具ですね!

まとめ

2本に渡り、レゴが持つ魅力を語らさせていただきました。
変化の多い現代に選ばれるためには、ブランディングが必要不可欠であり、正しいブランディングはレゴから学ぶことができると改めて感じました。

ブランドは、一つ一つの小さなブロックで積み上げていくように、地道な努力とイノベーションが唯一無二の存在となります。
そして新たなファンたちが更にまたブロックを積み上げていくのだと思います。
今回レゴが教えてくれた可能性をもっと色んな場面で発揮させていきたいと思います!
それではまたお会いしましょう!

前回の記事はこちらから!


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