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相手の立場に近付くという事

どうも。
先月末に下記の記事を書いた事を当事者であるAさんに伝えた時の話です。

「介護する側の自立しているという認識」と「介護を受けている側の自立している」の認識の違い

本人は「何の話だっけ?」とあっけらかんとしていましたが、「アレですよ!!自立してる自立してないの話です!!」と伝えたら、「あー、はいはい。アレね」と笑顔で応えてくれた。

Aさん自身、元々は健常の身であり、中途障害の為、両方の考えに理解を示している。そして、なにより白黒がハッキリした性格である。
そんな事もあり、私自身の性格も相まってAさんに次のような事を言った。「Aさんと私では置かれてる状況が違うし、Aさんの苦労の全てを理解できる訳ないよ。だけど、知ろうとは思ってるよ。Aさんが面白い人だから。」
するとAさんからこんな言葉が返ってきた。
「それでいいんだよ。機能を失ってる状態の人とそうでない人とでは同じではないし、共通認識が100%になる事はないよ。ただ、少しだけ考えに近付いてもらえればいいんだよ。」と。


そもそも、要介護者・障害者等に関係なく、その人に人間的な魅力があるかどうかであり、相手に対しても自分が人間的魅力のある人間であり続ける事が必要があると。
でなければ、お互いが興味を持つこと、理解し合う事などは先の先だなと感じた一日でした。

訪問介護事業所 十色
代表