第0怪 怪談民俗学について
今現在、世間では怪談ブームが来ております。幼い頃より、自分で怪談を作ったり、聞いたりすることが好きだった私がこれを機に怪談をより深く知るために勉強したいと思い。これより記事をしたためます。
怪談民俗学とは。
まず、『怪談民俗学』とは何かを説明したいと思います。
この言葉については完全に造語なのだが、簡単に言うと”怪談”を読んだり、聞いたりする時に、別の視点”民俗学”があれば、また新たな見方もできるのでは、と思った訳でもうくっつけちゃお!って勢いで造語しました。
民俗学的観点から見た怪談もまた面白いものであります。
あの有名な「牛の首」もまたそうです。民俗学的に見てみるとまた違った見方が出来ます。いつか記事にしますね。
怪談と言っても「霊」や「怪異」ばかりが怪談の中身ではありません、簡単に言うと自身が体験したことないような、不思議な体験だったり、怖かった体験、嬉しかった体験などもあります。まず怪談自体、体験者ありきですので、その体験者によって感じ方が違ったりしてそこもまた怪談の面白いところだと思います。同じ現象に遭遇しても体験者によって感じ方が違ってくるわけです。それに怪談の内容してもよくあるのが、体験者本人ではなく、友人や家族などが体験者から話を聞いたと、「友達の友達から聞いた」ってやつです。それも本人が体験したわけではないので、~~だって、怖いよね。で終わります。そこから新たに情報を追加要求しようと本人ではないので追加情報は出てきません。そんな不確かな怪談がまた、もしかしたら本当かも、と不安感の元になり、楽しい怪談になるのだと思います。
そこに”民俗学”的な観点が加わると、
今、そこでは〇〇って祭があってとか、実は忌み地で、こういう出来事があっただとか、このような風習、俗習があった。その土地や人の営みの歴史があり、それが現代まで続いていると考えるととても楽しくなってきます。
怪談と民俗学の組み合わせを私は推していますが、地理学、歴史学、経済学、いろんな方面から怪談を読むことが実は出来ます。そこまで広げてしまったら人生100年あっても足りませんけどね、ただでさえ毎日のように怪談本が世に出ているというのに、ここに加え民俗学以上のなにかに手を出してしまったら、もうおしまいです。そういう考えに至るたびに常々エルフにでもなりたいなって思うわけです。異世界転生ってのもしてみたいですな。
ただ怪談を読むだけでは足りなくなった、そんな私が頑張ってこの記事を読んでいる方を引きずり込み、そして情報の共有等をできれば思ってます。
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