見出し画像

視覚障害教育のICT化を促す会について

「視覚障害教育のICT化を促す会」は、盲学校・視覚支援学校の関係者で構成され、オンライン上で活動しています。

その名の通り、視覚障害教育のICT化を推し進めることを目的としています。

▼教育のICT化について

文部科学省が推し進める、「GIGAスクール構想」という事業があります。

日本は諸外国に比べて、教育のICT化が遅れています。その現状を打破すべく、GIGAスクール構想によって教育のICT化が急速に進んでいます。

具体的に言えば、タブレット端末等を生徒1人につき1台整備したり、学校内のWi-Fi環境を整備することが事業の中心となっています。

新型コロナウイルスの流行によって、オンライン学習の需要が高まったこともあり、GIGAスクール構想による教育のICT化が注目されています。

盲学校・視覚支援学校においても、タブレット端末やWi-Fi環境の整備が実際に行われています。


▼ICT視覚障害教育の可能性

盲学校・視覚支援学校のICT化が進めば、視覚障害教育の在り方も大きく変わります。

iPhone、iPadなどのApple製品には、アクセシビリティという障害者に有効な機能が標準で搭載されています。

画面の拡大やテキストの読み上げ、点字の入出力など、様々な用途で使うことができます。

従来の福祉機器に比べても非常に安価で、簡単に調達することができます。

こういった機能を最大限に活用できれば、勉強の方法や授業の在り方が抜本的に変わることになります。


▼ICT化に向けた課題

GIGAスクール構想によってICT環境が整ったとしても、視覚障害教育のICT化には大きな課題が3つあります。

1. 専門的な人材が不足している

2. 情報が偏在している

3. 学校同士の繋がりが弱い

視覚障害教育は専門的な分野であり、そもそもの人材が不足しています。それに加えてICTや情報機器の知識を持った人材を確保することは非常に困難です。

盲学校・視覚支援学校は公立学校が主であり、人事異動が避けられないため、専門性の継承に大きな問題も抱えています。

学校をまたいだ組織やグループも少なく、課題や情報の共有が活発に行われていないために、全国の盲学校・視覚支援学校で同じ問題が同時に発生していると言えます。

「車輪の再発明」という言葉があるように、知識や経験の蓄積が上手く言っていない実情が見受けられます。


▼視覚障害教育のICT化を促す会の活動について

上記の課題を改善し、情報と人材のハブになることで視覚障害教育のICT化を促す活動を行います。

組織の持続可能性を高めるため、情報の流動性を高めるために、各SNSを最大限に活用します。

まず、このnoteを使って、情報や事例の発信・共有を行います。

Twitterでは、有力情報や協力者の募集を呼びかけます。noteの記事の発信・拡散も行います。

https://twitter.com/toencourage_ict

Youtubeでは、講習会や研修会など、役立つ動画を公開していきます。

https://www.youtube.com/channel/UCN4ERLCxXAi-alC8mwxpxyQ

全国の盲学校・視覚支援学校、関連企業や大学・研究機関など、あらゆる関係各所と連携し、有機的な情報の繋がりを作ります。

ICT教育や障害福祉が進んでいる海外にも目を向け、海外の先行事例も積極的に取り入れ、発信していきます。

この会の活動に賛同してくださる方は是非、各SNSのフォロー、情報の拡散にご協力ください。

TwitterのDMでも、皆様からのご連絡をお待ちしております。

視覚障害教育の未来を作るために活動して参りますので、どうかよろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?