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魔法

「言葉は人間にしか使うことのできない魔法です」


私は新設学部の1期生として大学に入学した。
大学では観光や地域活性化について学んでいる。

この学部に入る為だけに浪人をした。
現役生の時合格できなかったからではなく、学部の創設を待つために浪人した。


今でこそ本を月5冊以上読んでいるけれど、中高生の時は、1年に1冊読む程度だった。

私は言葉で沢山傷つけられてきた。
人は言葉で動かされると思う。物理的にも精神的にも。
だから、ポジティブな言葉ばかりを使って生きていたいと思う。

私たちはいつだって言葉に救われているのではないだろうか。
心に染み渡る歌詞、キットカットの裏のメッセージ、友達からもらった手紙、紙パックジュースを畳んだ時に現れる感謝、スタバのカップメッセージ


私はまだ大学2年生だけど、周りの友達は大学3年生で、就活をし始めている。
そのおかげで私も最近、卒業後や就活を意識し始めている。


言葉を操ることを仕事にしたいと思った。

広告代理店や出版社
大学で学んでいることとは関係が薄い業界だと思う。

大学では、ひたすらいろんな地域のマスタープランや観光計画の書類を読み漁ったり、国土地理院地図でまちの歴史を読み取ったり、そんなことばかりをしている。
日本中のいろんな地域について学んでいくうちに、とっても魅力あるまちなのに、知名度が低い地域が沢山あるということに気付いた。

1年後期の授業で、まちのPR動画を作るという課題をした。
ただ綺麗な映像を並べるのではなく、ストーリー性とキャッチコピーを意識したその1分程度の動画は、30人程度の受講生の中でも優れていたらしい。

優等生でもない私は、成績だって300人もいる学部生の中でもちょうど真ん中ら辺だし、仲の良い教授がいる訳でもない。授業をサボることもしばしばある。
でもそれでも、今大学で学んでいることに誇りを持っている。

教授たちは、私たちにはその魅力を発掘し磨く専門家になるのだと言う。

発掘し磨いても、知名度が上がらなければ意味ないのではないかと疑問に思う。

だから私は、知名度を上げる専門家になろうと思う。


私のツイッターのフォロワーが200人程だった時に呟いたそれは、自分の頭の中で考えたのか、何か本に書いてあったものなのか定かではないけれど、この魔法を正しく使いこなしていきたい。


コピーライターになりたい。そしていつか、自分の本を出したい。

それが今の夢

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