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続・【3分要約】齋藤孝・著『コメント力』

今日は『コメント力』からの気づきについて。

「コメント力」とは、私が思うに、自分自身の新たなる気づきを言葉にすることだ。

それが見た人が気付かない「気付き」であって、その気付きを手がかりに、その人が改めて体験してみたら、「そういえばそうかも」と思った・・・となれば最高だ。

本書はその最高の気付き(深い気付き)を発見し、言語化するためのノウハウが書かれている。

例えば、何かを味わう際のコメントの「型」だ。

「Aでいて、それでいてB」

Aは「浅い」気付きでもいい、「それでいて」とその後に必ず言うことによって、「深い」気付きをコメントすることが可能になる、といった型が書かれている。

他にも覚えておくと便利なコメントに使える慣用句が紹介されている。

・「教師冥利に尽きる」と聞くと、聞いた側は非常に満足してくれているのだなぁと感じる。

・感動して言葉に詰まったときなどに、「感極まってしまいました。申し訳ございません」と言うと、それは仕方ないとなりやすい。

・「今のお言葉、骨身にしみました」という本当に深く感じ入ったという様が伝わる。

・「気をつけます。肝に銘じます」と言えば、相手の怒りも違うことだろう

・「断腸の思いで決断しました」と言われれば、はらわたがちぎれるぐらいの苦しい思いをして決断したと伝わる

また本書に限らず出てくる表現だが、「相手に添いつつずらす」は個人的にできていないな・・・と反省させられた表現だ。

本書では「相手に添いつつずらす」技の具体例として『エースをねらえ』のあるシーンを紹介している。

主人公の岡が宗方コーチに試合前に「コーチこわい」とこぼすシーンだ。

宗方コーチは岡のこの相談に対して「誰でもこわい。藤堂も尾崎もお蝶もこのおれもだ」と返す。(添っている場面)

「コーチも?」と岡が乗ってきたら、はじめて畳みかけるように宗方は練習の意味を説くのだ。(ずらしている場面)

特に子どもに対して、この「相手に添いつつずらす」ができていないので明日から改善したい。

コメントの型、慣用句、相手に添いつつずらす・・・この3つを明日から実践する。

本日は以上です。

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