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婚活が変わったとさ☆相手に求めるものの変化

 年収よりも容姿。
 最近の婚活女子はイケメンを求める人が増えたという。

 パートナー候補の相手に、収入と容姿のどちらを重視するか。
 以前から男性は相手の女性の容姿を重要視していたが、女性は男性の容姿ではなく収入を第一に考える人が多かった。それが、女性の社会進出が進んで稼ぐ力が付いたからか、収入はこだわらずイケメンであることを第一の要望に挙げるようになったという。

 これによりイケメンのモテ度が上がる一方、女性からしたら競争が激化し、パートナーを得られないケースが増える。これでは婚活にならない。

 私自身は婚活をしたことがないので想像に頼るしかないが、婚活やマッチングサービスというと、男性も女性も要望する相手の条件を挙げることから始まるのだろう。友人との会話で「どんな人がタイプ?」というのとは少し違って、もっと細かく多岐に渡って具体的な条件出しを予めしているのだろう。その条件で一番重要なのが、男女ともに相手の容姿ということだ。

 家計の収入を男性に頼るのが当たり前の社会から、収入にとらわれず真のパートナー探しが出来るようになったということなのか。 
 それよりも個人的に気になるのは、そうやって予め決めた条件だけで選んで上手くいくものなのかということだ。

 相手の容姿が純粋に好き、というのも大いにありだと思うので容姿重視を全く否定はしない。
 しかし、条件に合致した人を選び合うというプロセスに違和感が拭えないのだ。
 自分に合う洋服や自分好みの家具を選ぶのと同じ感覚で人を選んでいるのではないかと余計な心配をしてしまう。
 みんなが自分磨きに走る時代性もあって、その延長線上に結婚があると思っているのなら他人事ながら少し淋しさを感じる。
 大きなことを言えた口ではないが、結婚ってあなたの人生の一部でもありながら、相手の人生の一部でもあり、二人の人生の全てだ。
 人を細切れの部品に分解し、それぞれの部品の好き嫌いを吟味したところで、それらを組み上げたものと、その人とは別物。人は部品の足し算ではなく掛け算で出来ているから。

 こういう人がいいなぁと何だかんだ条件を言ってはいたけど「最初の会話で、あ、わたしこの人と結婚するな、と直感しました。見た目は違ってたけど」というような恋の化学反応を期待する私はうぶすぎるのだろうか。私の場合、実際はそんなこと思う間もなく気付いたら結婚していたけれど。

おわり

 

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