見出し画像

スマホスタンドを作ってみた またまた改良版

先日、「スマートフォンスタンドを作ってみた」「スマートフォンスタンドを作ってみた 改良版」という記事で、3Dプリンタで作った自作スマホスタンドを紹介した。そして「スマホスタンドを作ってみた さらに改良版?」でさらなる改良をした。

ところが、いろいろと問題があって、想像していたほど良い物ではなかった。
高くした高さが少し足りない。
ケーブルを通す穴を作ったが穴径が小さくてケーブルが通らない。
スマホを支える部分が折れそう。
あまり吟味せずに直感で作ったデザインがすぐに形に出来る3Dプリンタは、形に出来るという面では良いが、その前段階で行われる頭の中での試行錯誤が疎かになりがちだ。

その昔、フィルムを使用したカメラからデジカメになって、メモリがある限り写真撮り放題になった時を少し思い出した。フィルムの頃はシャッターを押すまでに考えることが多かった。頭の中のイメージと、写真としてプリントされたイメージのズレは、シャッターを押す前のイメージング訓練によって鍛えられた。これによって、イメージ通りの写真を撮るにはどうすれば良いかというスキルが身に付いたものだ。
撮り放題、かつ、後で補正出来る今の時代は、大量に撮ったものから良いものを選択する後工程に時間が掛かるし、補正によってどう変えられるのかという新たなスキルを身に着けなければ完成写真に辿り着けない訳で、便利になったと思っていたつもりが、正しい完成イメージを持たない素人にとっては実は不便になっている気がする。
デジタルがプロにとって便利なツールであるには違いないが。

ともかく、スマホスタンドに戻ろう。
前回の改良の次の一手をどうするか。
今回は改良というよりもデザイン自体を変えてしまうことにした。
ただし、スマホを置くところの角度とスマホ下部を引っ掛ける部分はそのままで行くことにした。

で、作ってみたのが下の画像の右側の形。

画像1

う~ん、おにぎりか?
でもまあ、とりあえず3Dプリントしてみる誘惑が勝つ。

結果がこんな感じ。

画像2

中央をくり抜いた部分の大きさは微妙に小さく、スマホを入れることは出来ない。くり抜いたのは材料節約のためなので、別にスマホが入らなくてもいいのだが。

出来上がったモノをしばらく机の上で色々角度を変えながら見ていたが、どうもカッコ良くない。
少しスリムになった? と思って計ってみると前よりも幅が1cm小さい。
台からスマホがはみ出ています。

画像3

(置いてみた古いスマホが汚くて見苦しかったのでボカシを入れました)


スマホ台として使えないことは無いのだが、何かが違う。
置いたまま充電も出来るし、安定感もあるし、問題が無いと言えば無いのだが。

改良の日々はしばらく続きそうだ。

おわり



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?