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血圧問題

 若い頃は健康診断で何の指摘も異常値も無かったものだが、5年だか10年ほど前から少しずつ指摘されるようになった。
 いつから指摘されるようになったのか分かっていない時点で怒られそうだが、メタボ体型ではないし、大酒飲みでも無いから健康意識は高まらない。

 そんな中で最近気にしているのは血圧。ここ数年、高血圧気味と言われているのだ。
 どのくらいの値から高血圧と言うのか、その基準は各国で違うと言うし、日本でも昔より基準が厳しくなっていると聞く。
 老化すれば血圧は上がるもの、むしろ薬で下げるのは良くないとまで言う人もいる。健診を受けない医師もいるという。
 そんなことを聞くと、健康診断自体がどこまで本当に必要なものか疑わしくなり、多分に利権や天下り等の大人の事情によって私達は毎年の健診を受けさせられているのだろうなんて陰謀論めいた被害妄想もわいてくる。

 さて、血圧をどうするか。
 確かにここ数年は在宅勤務などの影響もあって運動不足になっていた。だから、運動量を増やしていこうと取り組んでいる。筋肉を増やすことは、更年期のホルモンバランスを整えるのにも役立つかもしれない。
 ガバガバ飲んでいるコーヒーも少し控えよう。
 飲酒はこれまで通り控えめにしよう。タバコは既にやめた。
 血圧は毎日測ると下がると聞き、実際にやってみると不思議と下がるが、効果は限定的なようでまたすぐに戻る。
 
 少し運動してみて分かったが、脈拍を上げて有酸素運動をすることを長らくしていなかったのは良くなかっただろうなということだ。
 脈拍数にして安静時の2倍程度の運動をした場合、単純に考えても血液が身体を巡る量が2倍になるわけで、栄養や酸素が供給されるとともに、不要となったものを排出する効果も倍になるはず。これが身体に悪い訳もなく、むしろそれをしていない状態は、体内の血液が淀んで、老廃物が蓄積し、老化が進むだろう。

 これまでのところ、運動の効果による血圧改善は見られない。原因が老化だとすれば、いくら抗ったところで駄目なのは分かっている。ただ、これは効果的な方法を見つける為に自分の身体で行なう人体実験なのだ。

おわり
 

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