見出し画像

GWはインドアかアウトドアか。それとも・・・

 いよいよ今年もゴールデンウィークがやって来る。
 出不精で人混みが嫌いなインドア派な私は、この時期いつも引きこもりになる。
 休日が続くのだから仕方がないが、なぜこんなにも同じ時期に皆が出掛けたがるのか。同じ勤め人として事情を理解できないわけではないのだけれど、みんなと同じを毛嫌いする私にとっては真似したいと思わない事柄なのだ。

 GWに引きこもり、という点ではインドア派な私も、アウトドアが嫌いかというと決してそんなことはない。
 学生時代は風呂もない環境で野山を歩き回りながらキャンプ生活を続けたり、冬はスキーに夏はパラグライダーと、空まで飛び回っていたのだから普通の人よりアウトドアを満喫していたと言えるのではないか。
 要するに単なる人混み嫌いなのだ。

 だったら近所の散歩でもしたらどうかというと、既に近所は歩き尽くしていて半径10kmくらいの範囲は知らないところを探す方が難しい。
 だから近所の散歩にも飽きた。

 要するに、休日が重なるのが(私には)問題なのだ。
 みんなが一緒のタイミングで休むからあちこちが混むのであって、各自が思い思いにバラバラに休暇を取ればこんなことにはならない。
 工場労働が産業の中心であった時代は「みんなで一緒」の価値観に意味を見いだせたのだろうが、現代には必ずしも当てはまらない気がする。
 もし公的な連休が無くなった場合、そうなると職場の人員体制や空気が問題で、その意味で休暇を取りやすい環境、つまりそれを見越した余分な人員配置が構築されれば良い。
 ところが近視眼的な経営者にとっては、職員が休暇を取れるようにするために余剰人員を抱えるのは無駄と本気で思っていて、その挙げ句に心を壊す人がいたりするのだからなんともはや。

 人が人らしく、その人の人生を営みながら、その人生の一部に寄り添う形で仕事があるような余裕が社会として作れれば、かえって生産性は上がるだろうにと夢想するのだ。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?