⑩ 他7個で指導すべきこと(3個目について)

最も深く思考に関わっていくものは3つのものについて述べてきました。
ここではその他の7個についてその意義を考えていきます。

3個目は、「『なか』を順序よく並べる」ということです。つまり、「なか」に示すべき具体的な事実の順序性を考えるということになります。
これは、位置づけるべき「なか」について「何を選択すればよいのか」を考えていくための観点となるべきものとなります(「小まとめ」も含めます)。
つまり、「①『なか』を数多くしていく」ための・「②『なか』をいろいろなところから持ってくる」ための・「⑤『まとめ』の抽象度を変える」(そして「小まとめ」を考えていく)ための観点になるということなのです。

実際の授業の在り方については、以下に示すマガジン『小学校の国語科の授業⑧ 説明文編(どう教えるのか)』の記事①の『すがたをかえる大豆』の動画をご確認ください。

① 動画「すがたをかえる大豆(3年生:国語科における教材読解の在り方)|小次郎|note

なお、この「順序」につきましては、マガジン『小学校の国語科の授業⑥ 説明文(何を教えるのか 順序)』・マガジン『論理的思考・表現の在り方(「順序」とは何か 編)』で詳しく述べてあります(そのうち理論的なことをまとめたものが以下の記事です)。

② 「順序」の種類|小次郎|note

「順序」については低学年で学習することになります。
具体的に、低学年において「どの教材で」「どの順序」を教えるのかということをまとめましたので参考にしてください。


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