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アラサー、勉強の楽しさを知る

子どもの頃に父が運転する車の助手席に座っていると、ウインカーがすごく不思議だった。

助手席からは右側のレバーは見えなくて、父が何も操作していないように見えた。どうして車には父が曲がりたい方向が分かるのだろう。

一度だけ父に「それって車が自動で曲がる方向を教えてくれてるの?」と聞いたことがある。するとなんということでしょう。父は「そうだよ」と言ったのだ。堂々たるウソ!

私のなぁぜなぁぜが面倒臭い局面だったのかもしれない。しかし父のその言葉のせいで、私はけっこう大きくなるまでウインカーは車が考えて自動で出してくれているものだと思っていた。

そんなふうに、子どもの頃から当たり前のように「これはこういうものだ」と思っていたものは、大人になっても疑問も持たずに信じ続けてしまうことがある。

本当に恥ずかしい話なのだけど、私は数日前までひこうき雲はひこうき雲を出せる飛行機があるのだと思っていた。

少し考えれば、そんなわけあるかいとか、なんのために?っていう自嘲が出てくるのだけど、考えることをしてこなかった。

たまたま見ていたドラマの中で「ひこうき雲がずっと残ってるから、明日は雨だね」と言っているのをみて、そういえばそれってよく聞くけどなんで?ていうかひこうき雲って何?ってなったのだ。

そして調べてみると、普通の飛行機だったのだ!当たり前だろ!

最近は日常で「なんで?」と浮かんだことは逃さずに調べようと、アンテナを張って生活している。

何気ないひこうき雲の疑問を調べていると、子ども向けの分かりやす〜い説明をしているサイトがあったりして、ありがたいやら、情けないやら…

雲とは一体なんなのか、みたいな話になり、あぁ、冬に息を吐くと白くなるのってそういうこと…となり、じゃあ夏に出る入道雲ってどうやってできるの?って広がる。そうです、それが理科。

きっと子どものときからこうやって生活していたら、めちゃくちゃ勉強できる子になっていたかもしれないな、とトホホな気持ち。

今からでも遅くない、はず。

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