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2023年11月の記事一覧

「火の粉」雫井脩介著。面白かった。着想、心理描写、展開、グイグイ引き込まれていきました。

寂しい生活

寂しい生活

稲垣えみ子著「寂しい生活」読了。今回もいろいろと考えさせられ、気づきがあったので、印象に残ったところを抜粋したいと思います。

・何かを手に入れることは、実は何かを失うことかもしれない。

・「便利」ってもしや「死んでる」ってことかもしれない。

・生きていくために必要なものは、実はほんのちょっとしかない。

・「手放すこと」で、自分の中に隠れている可能性に気づくことがある。

・夜寝ている時、蚊

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幻獣ムベンベを追え

幻獣ムベンベを追え

辺境ライター高野秀行さんのデビュー作。早稲田在学時、幻の怪獣を探しに行ったコンゴでの冒険を書いたノンフィクション。読み終えて思うのは、とにかく現地に行って自分の目で確かめないと気が済まない著者の半端ないエネルギーとその行動力に頭が下がる。また、困難にぶちあたるとワクワクしてくると言う。凄い。。

ワセダ三畳青春記

ワセダ三畳青春記

高野秀行著「ワセダ三畳青春期」読了。夢中で読めた。面白い。読んでる間、自分もダラダラと汗かきながら暑い夏を一緒にやり過ごしている感覚になった。それでいて、読み終わった後は不思議と爽やかでなんだか元気が出る。

もし仮に、海外旅行中にこの本を読み終えて、一人旅の青年とすれ違い、お互い軽く会釈をするような機会があったなら、少し遠慮がちに「この本読んだことあります?もしないようでしたらお譲りしますので、

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辺境メシ

辺境メシ

高野秀行さんの「辺境メシ」を読み終えた。

副題、ヤバそうだから食べてみた。

出されたものは絶対に食べるのが流儀という著者の食レポは、衝撃的かつ笑劇的。思わず顔をしかめずにはいられないシーンや、クスっと笑える箇所、ほ〜、へ〜、ええゑ〜!!と唸る場面などなど、いろんな擬似体験ができて、も〜お腹一杯である。流石にもう食べれない。

中でも、上海人もビックリのゲテモノ喰いの話は、新幹線の中で思わず吹き

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犯人に告ぐ

犯人に告ぐ

今更かも知れないが、雫井脩介の「犯人に告ぐ」がめちゃめちゃ面白かった。

山形遠征のお供として持参したが、行きの新幹線で一気に読み進み、天童市についてからも、夕食後、ホテルの部屋で一人ハラハラしながら続きを読んだ。

本に没入している時、あたりがシーンとなる感覚。不思議で幸せな時間。

著者の他の作品も読んでみようと思ったし、何よりも人に薦めたくなる。

一人飲みで生きていく

一人飲みで生きていく

稲垣えみ子さんの著書「一人飲みで生きていく」を読了。著者が果敢に一人飲みにチャレンジし、失敗しながらもその原因を分析、試行錯誤しながら、12の極意を掴み、一人飲みマスターへの道を歩んでいくその過程が、実に面白かった。かつ、これまた色々と考えさせられた。

で、この本に刺激され、昨夜、早速実践してみた。歩いて10分もかからないほどの近所にある小さな居酒屋に行った。

近所で飲むなんて本当に久しぶり。

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