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栄養士志望24歳の「やりたいこと」

はじめまして!
僕は今、24歳で栄養士を目指しています。2021年4月から都内の栄養士を養成する専門学校に入学予定です。

栄養士を目指す以前は2年弱、商社でサラリーマンをしていました。大手町で管理系の部署を1年経験した後、東北に異動して営業マンをやりました。そして、2021年1月末に退職しました。やりたいことが見つかったからです。

今回は、やりたいことが分からない人や、やりたいことに取り組めていない人に対して、少しでも参考になればいいと思い、記事を書くことにしました。僕自身、学生時代から社会人にかけてやりたいことがよく分からず、かなり悩みながら生きてきました。実際、僕の友人や先輩後輩など、同年代の方々も同じような悩みを抱える人が多いと感じています。週末の休みのために平日5日間我慢して働いたり、月曜日が来るのが嫌で仕方ないという人は多いはず。。。それでは、今の僕のやりたいことを紹介します。


僕の「やりたいこと」

僕のやりたいことは、「運動・栄養・休養に精通し、人に健康を届けることで、充実した人生を送る人を増やす」ことです。

充実感とは、「好きなことややりがいを感じることに取り組み、成長を感じながら挑戦を続けることで得られる感覚」だと思います。僕は、今までスポーツや仕事や勉強でそのような感覚を何度か得ていて、間違いなくその時が最も楽しいです。この充実感を一人でも多くの人に感じて欲しいと思っています。これが僕の仕事の価値観です。そして、この価値観を、人に健康を届けることで実現させます。

僕は以前からずっと体を鍛えることが好きです。今ではトレーニングのことを考えない日は絶対にありません。また、体調を整えるためのノウハウにも興味があります。僕は体の消化器系が弱く、体調を崩しやすいので、これまでの人生で色々と困っていたからです。

したがって今後の人生では、トレーニングや栄養管理、休養などを通じて、常にベストコンディションを保てるようになりたいと心から思っています。どんなに熱意や能力があっても、体調が悪ければ活躍することができないからです。裏を返せば、体調が抜群であれば何かに挑戦しようと思えたり、自分の能力をフルで発揮してより良い成果が出せるはずです。そうなると、自己肯定感が高まり、さらなるチャレンジができます。このときにワクワクするような充実感を感じるはずです。

一般に健康とは、「病気にならないこと」であるように感じます。学校や会社で健康診断を受けますが、病気が見つからなかったらOKって感じですよね。しかし、自分がそうだったように、病気ではないけど、疲れがずっと取れないとか、なんかずっと体が重いとか、そういう状態の人は多いと思います。毎日、「早く一日が終わってくれ」と祈るような。そして健康状態とメンタルはものすごくつながっています。なので実際、社会には、やる気が出ないまま嫌々働いている人があまりにも多いと思います。まさに僕もそうでした。そうなると、やりたいことを実現させるエネルギーはまるで湧かず、ズルズルと人生を消費してしまい、幸福度が下がりまくります。

したがって、僕は健康とは「ベストコンディションであること」だと思います。

このような思いがあり、僕は健康を人生のテーマにしたい。そして、積み上げたノウハウを人に伝えることで、ベストコンディションの人を増やしたい。その結果、充実した人生を送る人を増やしたい(=仕事の価値観)と思います。


やりたいことを見つけたきっかけ(新卒で入った会社を2年弱で退社)

僕は4年生大学を卒業し、新卒で民間企業に就職しました。大学生の頃は、なんとなく自然が好きで、環境貢献につながる仕事がしたいと考えていました。そして、大規模に環境事業をやっている会社に入社しました。社員は1万人以上いる大企業でした。入社当時は、仕事で成果を重ねて経営陣に加わり、環境事業を動かすことを通して世の中を動かしてみたいと思っていました。

そんなことを考えながら、環境事業とは全く畑の違う商社部門に配属されました。もちろん商社事業に興味なんてありませんが、将来の大きな目標のためにとりあえず一生懸命働きました。一年目の間は、新しい環境で新しいことに沢山触れることができたので、あっという間に終わりました。しかし、2年目に入り仕事にもある程度慣れた頃、仕事に対するモチベーションが次第に下がっていくのを感じだしました。いままでスポーツなどで発揮できていたエネルギーが、仕事に対して全く発揮できなかったんです。

これは完全に私見ですが、「仕事だから」と割り切ってやれる人、またそうではない人がいると思います。後者は、仕事や勉強、スポーツなど関係なく、自分の中でやる価値を見いだせたものであれば、人並み以上の成果を出せますが、逆のことになると人並み以下なんてこともある人。僕自身はバッチリ後者だと思っていて、ファーストキャリアでは成果を出すことができませんでした。そして、この先何年か続けてもそれは変わらなかったと思います。

そんな状態で悩んでおり、次第に自分は何のために生きているのか、よくわからなくなって来ました。そして、最終的には会社をしばらく休む決断をしました。そうすることによって時間を作り、「自分は何がしたいのか?どんな人生にしたいのか?」について現時点の自分の思いを整理しようと思いました。

また、会社を休む前に、会社の上司や先輩はどのような仕事の価値観なのか?と思い、「何のために働いてますか?」と聞いて回りました。答えは、「金のため」が圧倒的でした。やりがいを探していた僕にとっては痛かったですが、金のために働くのは当たり前ですよね。ちなみに僕の上司は40代・50代の人達で、年収は1,000万~1,200万ほど。家族もいる。自分が同じ立場だったら同じことを答えているかもしれません。

このヒアリングを通して感じたことは、「今の若い時点で、現時点のものでいいから、自分が納得して取り組める仕事をはっきりさせる必要がある。」ということでした。行動を起こさず30代、40代になり、結婚したりすれば、責任も生じてきます。その結果、やりがいのない仕事をしながらも、会社からの給料に束縛されていってしまいます。これは今の自分を正当化するために言っている側面もあるかもしれませんが、あながち間違ってはいないはずです。また、ここでいう行動を起こすとは、転職や退職のことだけを指しているわけではありません。

どうやってやりたいことを見つけたか

実は、以前からやってみたい仕事がありました。それは、『庭師』です。これは自然と自分の中に浮かんでいて、いわば感覚的にやってみたいな、と思っていた仕事です。あとから分析すると、僕の庭師への想いを構築するのは2つの要素でした。

1つは植物が好きだからという理由。昔から自然が好きで、とりわけ植物と水(=植生?)が好きでした。なので、植生をデザインする造園業は好きなことにマッチしていました。

もう一つは、コツコツと技術を磨いていく仕事だから。僕はこの手のことが得意であると自覚していました。興味のあることに限りますが。学生時代にも、このスタイルでスポーツや受験勉強で小さな成功体験も重ねてきました。技術を磨く土俵で戦うことが自分の勝ちパターンみたいなものだと感じていたので、仕事をそのパターンに載せたいなーと思っていました。

しかし、僕は庭師になりませんでした。それは、「人生をかけられるほど植物のことが好きではなかったこと」と「仕事の価値観を実現しづらい」ことが理由でした。僕はやりたいことを探すために参考になりそうな本をいくつか読んでいたんですが、その中で手にとった本がきっかけで、上記のような判断ができました。


話題になっている本なので、ご存知の方も多いと思いますが。。。この本では、やりたいことの見つけ方が以下のように公式化されています。

やりたいこと=好きなこと ✕ 得意なこと ✕ 価値観

まず、好きなこと・得意なことを洗い出す。そして、自分が他人(社会)に対してどんな影響を与えたいか、という価値観にマッチしてしているかどうかで絞り込むことで、やりたいことが見つかるそうです。そして、まさにこの方法が個人的に役に立ちました。

仕事にできるかどうかを一旦無視して、好きなこと、得意なことをまず考える。興味があることじゃないとモチベーションが消滅する僕のような人間にとってはこれが大切でした。ずっと今ある仕事の中から選ぼうとしていたし、就活のときなんて就職というより「就社」になっていました。このせいで視野が狭まり、自ら人生の可能性を制限していました。

僕の好きなことは、「体を鍛えること」でした。ちなみに、好きと認定できる基準は、「ふと気づいたらそのことを考えている」程度です(この時点で庭師は消えました)。今の僕はトレーニングのことを考えない日は全くないです。また、得意なことは、「技術や知識を積み上げること」です。更に、僕の仕事の価値観は冒頭でお話した通り、「人を充実感に導きたい」というものです(これも庭師からは離れていました)。

以上のことから、「体づくり(健康管理)」という分野で、「積み上げた技術と知識」を人に伝えることで、ベストコンディションの人を増やし、「多くの人に充実感を得てもらいたい」というのが僕の今後の人生でやりたいこととなりました。

※補足ですが、体を鍛えることは、運動と食事、休養から構成されています。これは健康の三要素とも言われています。つまり体を鍛えること=健康を極めることだと思います。

そして、人生を通して健康を極めていきたい自分にとって、栄養士という資格はその道の専門家になれるという意味で、非常に魅力的でした。さらに、健康に関することを人に伝える仕事をする上で、栄養士という資格が信用の証になると思ったのも、栄養士を目指した大きな理由です。

最後に

下手くそな文章で申し訳ないですが、読んでくださった方、ありがとうございます。人生一度きりなので、将来の可能性に生きるのではなく、今、やりたいことをやるのが良いと思います。また、仕事とプライベートを区別して、それぞれに全力で取り組んでいる方もたくさんいらっしゃいます。僕はそのようなタイプの方を否定する気持ちは全く無く、心からリスペクトしています。あくまで、僕のようなタイプの人にとって参考になれば良いな、と思って書きました。それでは。











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