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ガンダムがカッコイイのはガンダムを製造するため

僕はガンダム大好きだ。だからこそ気が付く設定漏れがある。(僕が見逃している可能性もあるので設定がちゃんとあったら教えて下さい)

ガンダムはカッコいいが戦闘機としてはナンセンスな形状だろう。ガチャガチャしすぎだ。

戦闘機は目立たず壊れにくく、メンテナンスしやすい形状をしているべきで、なるべく単純構造にするべきだ。余計な形状をしていればしているほど製造コストもかさむ。

ふつうは

こんな形状だろう。

だがガンダムといったらこれでもかってくらいガチャガチャしている。足や手ですら必要か怪しいっていうのに、顔まである。顔って戦闘にはほとんど役に立たないんじゃないか。

さらに近年、ファンネルとかいう武器が出てきたあたりからさらにガンダムはガチャガチャしたデザインになっていった。背中から何かが生えすぎだ。鳥の羽が生えたガンダムも見る。

ガンダムはもともと科学的な設定がしっかりしている。核融合炉を内部に持っているだったり、ミノフスキー粒子という粒子で全ての物理法則の矛盾を解決していたりする。ガンダムの魅力とは、このミノフスキー粒子だと言っても過言ではない。

ただ、「ガンダムがガチャガチャしていなきゃいけない設定」についてはあまり触れられているシーンを見たことがない。

ボール

このままだとガンダムを全部ボールくらい単純構造にしなくてはいけなくなる。僕も文句ばっかり言ってるようじゃ卑怯なので、こちらで設定案を作る。

ガンダムはガチャガチャしてカッコよくなければいけないのだ。なぜなら、有権者にウケなきゃいけないからだ。

連邦軍を抱える国々の政治家は世論にはシビアに目を光らせているだろう。戦争の道具ともなれば、有権者達の目はただでさえ厳しい。

なのでカッコよくしなければいけないのだ。
カッコよくすれば、子供たちは消防車がカッコいいというように、「いつかガンダムに乗りたいな~」とか「将来の夢はガンダム~」とか言うだろう。

国も「君もガンダムに乗ろう!」とか消防署、、もとい、コロニーのいたるところに掲示物を貼って、キャンペーンを定期的にやっているはずだ。

あるときは野党の「レン・ホー」みたいな名前の議員に「なぜ頭が要るんですか!?なくてもいいんじゃないですか!?」とか厳しい追及をされても「バルカン砲ユニットとしてその位置についているだけでございます。これは近接戦において必要です」とお茶を濁しているはずだ。

実のところ頭がないと子供たちにだって夢を与えられないのだ。

さらには、玩具やアニメなどのマルチメディア展開で膨大な経済効果が生み出される。

また、マルチメディア展開されているため大人のガンダムオタ(特に、「撮り鉄」ならぬ「撮りガン」)の存在も無視できない。ガンダムファンは数百万人を超え、その浮動票は無碍にできないのだ。

無碍にできない有権者といえば、下町の製造業だ。ガンダムの目や、ガンダムの顎、ガンダムのなんか角っぽい部分など、作り続けてうん十年の「ターナカ製作所㈲」や「スズーキ精密㈱」みたいなのがいっぱいあるのだ。

その既得権益たちは、「レン・ホー」みたいなのが出てきたときに大バッシングする。顔がなくなろうもんなら社員が路頭に迷う。著名運動待ったなしだ。

連邦軍が西側っぽい雰囲気なのでまるで間接民主制が前提みたいな設定になってしまったが、ジオン軍は逆に国威掲揚のためにガチャガチャしている。めちゃくちゃカッコいいのを作らないと、うん十周年記念パレードでボールが並んでても権威付けしにくい。

機能が良かろうが悪かろうが、ガチャガチャしてないと国威を示すことができないのだ。


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