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ヤングケアラー

こんにちは。
谷口純也です。

最近、ヤングケアラーという言葉をよく耳にするようになってきた。
ヤングケアラーとは、「家族のケアをしている子ども・若者たち」のことだ。

日本には正式な定義は存在しておらず、国や自治体、団体によってさまざまだ。一般社団法人・日本ケアラー連盟は「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子ども」としている。

ヤングケアラーの定義を聞き、家族の世話や介護などの「ケア」というと大人が担うもので、子どもや若者がケアをしていると聞いても「にわかには信じがたい」と思う人もいるかもしれない。
実際のところ、2020年7月に埼玉県が行政によるヤングケアラーに関する調査を実施した。


対象は、県下全高校の全2年生、約5万人。
結果は、ヤングケアラー(過去にヤングケアラーだった人も含む)の存在割合は4・1%だった。


つまり、高校生の25人に1人、クラスメートの1~2人が家族のケアをしている、していたということになる。

私も学生時代は親の金銭援助を受けて学校に通わせてもらった側だった為、自分が親のケアをする機会は一度もなかった。
ましてや高校時代に親のケアをしていた同級生がいるという認識は皆無で、親のサポートがあって当たり前という考えだった。
そんな前提であったがゆえに今回のヤングケアラーの存在と割合には驚いた。

今となっては、社会人として自分で稼ぎはじめ多角的に物事を見れるようになったことや、親が歳を重ねていっていること、親のありがたみを感じ取れる状態になったことなどから、サポートしていくことが当たり前との認識がある。
18歳の自分にそのような考え方ができたかは分からないし、そんな考えを持った友人がいたこと自体いたかも分からない。

コロナ禍の影響が少なくともヤングケアラーを増加させる要因になっているかもしれない。
そんな若者が家族をケアしていくことで夢をあきらめざるを得ない状況がある可能性もある。
改めて、私ができること、貢献できることはないかを考える必要があり、力をつけていくことが重要になってくることは明らかだ。


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