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寒風と追憶

今日はとても冷たい風が吹いていました。午後からポスティングへ行ってきたのですが、体全体に染み入る寒さでした。

今日のようにカラッと乾いた空気をしていて、顔にあたる寒風が染み入る状況を長時間味わっていると思い出すことがあります。

私は学生の頃、バスケットボール部に所属していました。使用する学校の体育館はバスケ部、バレー部、卓球部、体操部が持ち回りで半面ずつ使用します。昭和時代ですので、使用できない日は無条件に気を緩めることなく外練習となります。体操部や卓球部はマラソンや筋トレなんかをやっているのですが、バスケ部やバレー部には専用の外コートがありました。

本日のポスティングで一部始終浴びていた寒風、当時の外練習のことが蘇ってきます。

バスケットボール部ですので、当然、外でもボールを扱います。パス練習、ドリブル練習、シュート練習、1on1、2on2、3on3、4on4、5on5、セットプレー。

どの場面で遭遇するかは予測不可能なのですが、向かってきたボールが、自分の予想以上に速かったり、目測を誤ると、耳や頰をかすめる時がありました。かすめるというよりは直撃しているというのが正解ですね。寒くて感覚が無いので、かすめている感じ。寒風の中では、想像しがたく耐えがたい痛みが徐々にやってきます。

そして先輩や同級の仲間が、面白半分で、耳を手でガシャガシャいじってくる。もちろんお返ししますけど。

「あの時マジで痛かったなぁ」

そんな過去の記憶を呼び起こした本日のポスティング業務でした。