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立ち振る舞い

ポスティング中、家の前で家主の方と遭遇することがしばしばあります。

ポスティングは、そもそもその家の人が必要かどうかもわからないチラシを、得体の知れない配布員たちがポストに投函していくお仕事。中にはゴミを配るなと思っている人がいるのも事実で、マイナスイメージからのスタートである場合が多いです。

そこでマイナスイメージを払拭していくために身だしなみ、挨拶が大事だと思いますが、1番重要なのは、人に接する際の立ち振る舞いかなと思っています。

私は本業に出社する際、車通勤で何十年もの間、片道1時間半の道のりを運転しています。

よくあることで、たとえば、道を譲っていただける時、

①早く行けと言わんばかりに手を振ってくる方

②目で何となく「先に行ってもいいよ」と合図してくれる方

③何も合図は無いけれど止まって待ってくれる方

④どうぞと手のひらを上に向けて合図してくれる方

一見、①より④の方が温かい感じがするけど、①の人は合図に気づいてくれるようにオーバーアクションしてくれているだけかもしれないし、④の人は「早く行け」と思っているかもしれないし、相手がどういった感情でその振る舞いをしているかは分からないけれど、どうせなら相手から見て④のような印象を与える方がよいのかなと思っています。②、③も相手の気持ちは仕草からでは判別がつきません。

頻度はそれほどありませんが、私がポスティングで人と接して手渡しすることになった際に心がけていることは、④のように少しでもプラスな印象を感じてもらえるように配ることです。

自転車から一旦降りてスタンドを立て、

チラシの正面を相手に向けて、

表彰状を手渡すように両手でお預けし、

一礼しながら「よろしくお願いいたします」と声をかけ、

その場を去るようにしています。

作業の流れからすれば、「自転車を降りずに片手渡しでよろしくお願いしま〜す」が1番気楽だし、ルール的にも問題は無いのですが、せっかく直接渡せるのだから、ポストと同じような配り方では味気ないし、気持ちが届かない気がします。

反響に繋がる繋がらないは別として、あまり良く思われていないポスティングにプラスイメージを与えていきたいという私のささやかな願いでもあります。

依頼主の会社名が明記されたチラシを配るということは、一応、その会社の看板を背負って業務をしているのですから、自分がお客様に与えた印象でその会社の印象を悪くしては依頼主に対してもマイナスになりますので。

今まで接遇などはあまり学んできていないのですが、立ち振る舞いは相手が受ける印象に関わってくるので、これからも意識して業務を行なっていきたいと思います。