見出し画像

日々の献立を考え、選び、決定し、自炊するということの難易度

去年の11月から、ほぼ毎日お弁当と晩ごはんを自炊するようになった。
料理に対しての心理的ハードルはもともとすごく低い。自分で作った料理がマジでうまい。天才すぎる。料理の才能にあふれているのは疑いようのない事実。
オタク特有の誇張表現をしなくても、一般的に見てわたしは「料理が好きだし得意」なカテゴリに属しているはず。

ひとり暮らしを始めてから、作る日もあったりなかったりという程度でずっと過ごしてきた。気が向いたら作る。そんな気力が残ってなければ作らない。
そんなこんなで約8年。3ヶ月以上もとりあえずほぼ毎日自炊をしているのは、本当に初めてのことになる。
自分なりに、振り返りと今後の課題などを記録していきたい。

※補足 この8年ほんとうにひとりきりで暮らしているので誰かと協力して作ってたとか作ってもらってたとかもほぼないです。

献立が考えられない

これに尽きる。
献立を考えるという行為、めちゃくちゃ難しくないか…?!
ここがネックになることはある程度予想していた。だから最初はウィークックナビを使い、この献立を考えるという手間を省くことにした。

11月と12月は、月曜日に買い出しをしていた。仕事はシフト制だけど、月曜日だけは必ず出勤になるから。
まだ自炊が習慣付いてない状態では休みの日に買い出しに行くのが面倒くさくなるかもしれないと思ったので、必ず出勤になる曜日の帰宅時にスーパーへ寄ることにしたかった。

いかに行動に対してのハードルを下げるかを考えたおかげて、この作戦は奏功した。
11月はとにかくあっという間に、これまでの自分を思えばかなりあっけなくほぼ毎日自炊しお弁当を持っていくという行動が達成できた。(#ふらみんちゃんは今日も天才 参照)

12月の中旬(2週目)くらいまではまだよかった。
とにかく考えない、ルーティーンで捉えればいい。食材がうまく扱えないのも、わたしが下手なのではなくやったことがないだけ。やったことがないんだから、最初からうまく手際よく下ごしらえができるわけがない。何度か続けるうちに成長できるのびしろがあるってこと。
と考えつつ11月に作った献立を作る週だけ変えて続けていた。

しかし、続けられるようになったからこそさらなる問題が発生する。

問題① 月曜日に下ごしらえが終わらない

シフト制で、必ず毎週月曜日は出勤だけど出勤時間は早番・早番・遅番になる。遅番の日は帰るのが早くとも9時半になり、かつ買い物をすれば10時近くになる。
そこからその日の晩ごはんだけでも作れば食べるのは11時前後。他の食材を下ごしらえする気力はもう残せない。
早番の日でも、ごはんを食べ終わったあとに下ごしらえまでできたりできなかったりした。下ごしらえが終わらないと、次の日以降の料理の時間に関わってくる。
帰ってから、ごはんにたどり着くまでの調理時間はだいたい40分から60分。60分かかるのはだいたい野菜を切ったり皮を剥いたりするのに時間がかかっていたとき。
ウィークックナビは「休日下ごしらえで、平日は調理時間15~20分!」と謳っているが、20分以内に終わった試しがほとんどない。
だから下ごしらえは重要だったけど、それらをすべて毎回月曜日にしなければならないのがしんどくなってきていた。

問題② 飽きる

2ヶ月同じメニューをルーティーンしたところで、飽きてきてしまった。
4週間分のメニューがあったけれど、また食べたい! と感じるものと、これはもういいかな…。と感じるものはどうしても存在した。
作る順番を変えてみたりしても、好みじゃなかったメニューに対しては「またあのメニューかぁ…」とテンションが下がる。
食べ物の好き嫌いは、あまりない。だけどわたしは自分のためにやる行為については本当に素直なので、いかに便利だったりカンタンだったりためになるとされていることでも、自分のテンションが上がらないことは「なんでこんなことをしないといけないの?」と思ってしまい本当に続けられない。(仕事とか義務でやらないといけないことはなんとか我慢する)
自分の好みの味付けではない、自分の好みではない食材を使わなければならない、となると本当に無理。
「食べる」という行為が好きだからこそ「これを食べてもテンションは上がらないな」と思うことはできなくなってしまう。

問題に対する改善策

まず問題①については、休みの日に買い出し+下ごしらえを終わらせることにした。
買い物に行くことについてのハードルも下がっているので、朝でも夜でもなんでもいいからとりあえず買い物に行けばOKということに。
最悪その日の晩ごはんは惣菜でもよくて、とにかく平日の調理時間を短縮するために下ごしらえをするのが目的。

しかし問題②を解決するには、世にあふれるレシピの中から作りたいものを選ぶという行為が発生する。
ウィークックナビはとても便利だが、基本的に4人家族向けの献立の更新に力を入れているようなので1人暮らし簡単晩ご飯のレシピはあまり更新されていない。

献立提案アプリもいくつか試したが、なかなかうまく提案してもらえなかった。ひとり暮らし向けの献立は、どのアプリも得意ではないようだ。
4人向けとかでも1/2の量で考えればいい、というのもわかるけれど、子供がいる家庭向けの献立は、ひとり暮らしには種類が多すぎる。

1月はわりと、詰んできたな…。という気持ちになってきていた。
しかし自炊は続けなければならない。なぜかというと収支計算をした結果、なにも考えずに使っていた食費の改善は急務だったから。

正直なところわたしには計画性というものがない。本当にない。先を見据えて計画を立て、進めたり改善したりするのは本当に苦手だ。
最近はまず明日着る服を前日に考えるというところからこの計画性を鍛えている。

しかし料理はそうもいかない。食べたいものだけを決めることはできても、それを食べられるようにするまでのステップは非常に多い。なのに毎日3食必要になる。

難易度たっか!!!!!!!!

もちろん作れる料理の幅が狭いということはわかっている。
なにを作っても美味しく作れるけれど、自分で食材からどんな料理が作れるかを考えるまでの思考回路はまだできていない。

ていうか世の中の主婦というか家庭料理に求められるレベルたっか~~~!!! なんでそのわりには献立の考え方とかを学校の必修項目でやってくれないのかな~~~!!!!
ついでにいうと収入より支出をいかに少なくするかとかそういう考え方も義務教育としてやってくれよ~~~~!!! こちとら計画性皆無なんだよ~~~~!!!! ば~~~~~か!!!!(八つ当たり)

解決策を考えて実行する

そんな感じで日本の教育システムに対して八つ当たりしたりやさぐれかけたりもしたけれど、とりあえず自分にとって優先したいことを棚卸ししてみた。

① 月の食費を抑えたい(※最重要)
② 日々調理にかかる時間を30分以内にしたい(最終的には20分以内)
③ おいしいごはんを飽きずに食べたい(自分の料理がおいしいから)

というわけでこれらの条件を満たすのは、休日に下ごしらえだけではなく作り置きするという結論にたどり着いた。

作り置きが本当は好きじゃない。わたしは自分で作った料理のなにが好きって、作る!→できた!→おいしい! がすぐ完結するところが好きだからだ。
しかしそうはいってられない状況になってきたので、まあ自分の作った料理がうまいのは変わらんしと自分を納得させた。

さっそく2月の1週目は作り置きで乗り切るスタイルを試してみたが、作り置きするのに調理時間が3時間半かかった。買い物が30分前後と考えると、4時間かかったということになる。あとなにを作るのかを考えて決めるのには数日かかっている。

献立を考えるという行為、めちゃくちゃ難しくないか…!?!?!?!?(2回め)

作り置きを推奨しているレシピブログとかも世にはあふれているけれど、その膨大な数の中から自分の状況に合わせた料理を選び献立を考えていく。

め、めんどくさ~~~~~!!!!!

なにかうまい方法はないのだろうか。こういうときのためのAIじゃないのか。わたしの食の好みを学んで最適な作り置き献立を考えてくれるAIくれ~~~~!!!! もう存在してるの?! だったら誰か教えて~~~~!!!

天才も万能ではない

本当に本当にめんどくさくて大変でなんでこんなことをしないといけないの??? ってなるんだけど、でも未来の自分が「推しのグッズを買い占めてえ」とか「素晴らしいアニメに出会ったから円盤全部買いてえ」とか「推しの引退セレモニーをこの目で見てえ」ってなったとき「よし!!!! 使え!!!!」ってできるようにお金をやりくりしたいんだよ。

となるとやはり献立を考えるという行為は、自分の計画性を少しでも鍛えるために必要な修行…!!! と割り切るしかないのである。

そう これは修行。

てかふつうに考えて自分ひとりだけですらこんなふうにめんどくせ~~~!! 好きなものしか食べたくね~~~~!! ってなるのに同居人とか家族のためにごはん作ってる人はなんなんだ? 神か? もっと称賛されるべきなのでは?
わたしは自分ひとりを喜ばすためにしか料理したくない。たまに友達に振る舞うとかは全然苦じゃないけど、日々の料理は自分が喜べばそれでいい。

「料理は好きだし得意」なカテゴリに分類されてるはずだけど、献立を考えるのはめちゃくちゃ苦手。天才にだって苦手なことはあるんだよ…!

果たして、継続することで成長することなのだろうか? 答えは未来にしか存在しない。

進捗はまた記録していきます。

読んでくれてありがとうございます!\\\\٩( 'Θ' )و //// いただいたサポートでおいしい雪苺娘かモンブランを食べます!