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木の文化の再生に向けて

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記事一覧

付録 木の文化を生活の中へ     我が子との共同制作

下の写真は、私の次女が小学校4年生の時の夏休みの宿題として作ったものです。私が与えた木端…

野村隆哉
4年前
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付録 木の文化を生活の中へ     子供の机と椅子

木の文化の再生は、木の素材そのものを活かすことから始めなければならないと思っています。特…

野村隆哉
4年前
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木の文化の再生に向けてその九    おわりに

前項でも述べたように、人の情緒をつかさどる前頭葉の発達は生活の基盤となる自然環境やそれに…

野村隆哉
4年前
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木の文化の再生に向けてその八    白木の文化

外来の仏教文化と平行して、我が国には伊勢神宮を頂点とした白木崇拝の木の文化が存在すること…

野村隆哉
4年前
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木の文化の再生に向けてその七    木製の調度品

これまで述べてきたように、我が国の自然環境は畿内を中心にして人々が生活するうえで温和な恵…

野村隆哉
4年前
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木の文化の再生に向けてその六    西欧の紙について

これまで、我が国の和紙についてその調度品にまで高められた多彩な利用について述べてきたが、…

野村隆哉
4年前

木の文化の再生に向けてその五    紙製の調度品

廣瀬正男があらわした「紙の民具」の中で、紙を用いて作られた代表的な民具を列挙すると70項目におよび、それぞれのバリエ-ションを考えると大変な数になる。我が国において生活文化を論じる場合、紙抜きには論じることは不可能なくらい生活に密着したものとなっている。 我が国における紙の文化は独特のもので、それは和紙の発明とそれを可能にした優れた植物繊維が豊富に存在したことに負うところが大である。紙は中国の後漢和帝の時代(西暦105年)に蔡倫により筆写材料として工夫されたと伝えられている。

“木の文化の再生に向けて”その一”  「見て盗め。」、「体で覚えろ。」、「手を使…

昔、丹後半島伊根の山中にあった古民家を解体したことがある。尺上のケヤキの大黒柱は背割りも…

野村隆哉
4年前
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木の文化の再生に向けて その二   第二のヒューマン・ルネッサンス

さて、前回述べたように物質文明の肥大化によって個々の人間は部品化し、物質化する中で多くの…

野村隆哉
4年前
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木の文化の再生に向けてその三    第二のヒューマン・ルネッサンス、続き

前回、物質文明の呪縛から人間性の解放という第二のヒューマン・ルネッサンスが来るだろうと推…

野村隆哉
4年前
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木の文化の再生に向けてその四    我国の木の文化を振り返ってみよう

人の情緒と調度について 人の情緒は環境と感応し、相互に影響しあいながらその機能を発 達させ…

野村隆哉
4年前
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