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介護IOT、ICT、そこからのDXでの思考のまとめ

現場の介護職員と経営目線で二つの目線で導入したいと感じさせることが重要だと存じます。極端な事例をお伝えさせて頂くと介護職員は現場の人員を減らされたくないので、効率化はあまり興味ありません。しかし、ご入居者のためになることであれば積極的に運用致します。また、介護職員の本当に困っていることは、認知症のご入居者のBPSDです。認知症に関して改善できるケア方法のエビデンスも出始めているため、その悩みを解決できる介護ロボットテクノロジーはとても有効です。
一方で経営目線では、介護職員不足により介護職員の介助業務が少しでも効率化されることを考えています。人件費との見合いでコスト算出しているため人件費コストが最も気になります。
現場目線、経営目線、同時にかなえていける介護ロボットテクノロジーが求められています。


とくに認知症の分野では、介護分野からヘルスケア分野へ横展開ができるのではと感じています。少子高齢化により、高齢の認知症が社会問題となりヘルスケア分野でも、認知症のご入居者(患者)のデータが欲しいはずです。また、介護分野であれば、認知症に関わるデータだけでなく、日常生活のデータも取っているためそのデータもヘルスケアに活かせると存じます。
介護業界では便秘の認知症患者は徘徊すると、言われていますがそれがエビデンスで解明されてきています。水分が少ないと認知症のBPSDが発症するなど。食事、水分、排せつ、運動、などの普段の生活のデータと認知症のデータの相関性が解明されれば、ヘルスケア部門や研究部門への横展開も可能ではないでしょうか。

介護ロボットテクノロジーの事業者への展開方法は、、、
介護関連のセミナーや、展示会が新型コロナウイルス感染症の影響が減少しています。効果的に情報発信するためには、メーカーさんが多くの代理店と契約し情報発信をすることではないでしょうか。介護関連会社には多くの出入り業者がおります。①大塚商会などの一般的な事務用品を扱う業者さん。②オムツや車イスなどを扱う福祉用具業者さん③コピー機などの業者さんなどです。④また最近では人材派遣や人材紹介の会社も多く出入りしています。①~④の業者さんに代理店契約を行うことが良い事業者と接点を持つと良いと考えます。
もう一つとして、高経協という団体のリビングオブザイヤーという事例発表会や、介ホ協とう団体の研究発表のネタに介護ロボットテクノロジーのネタを、使ってもらうという方法もあると存じます。コロナ禍で事例発表会などは少ないですが、WEB開催や動画視聴などで業界としては注目度が高いです。

いづれにせよ、人の手を使ったあたたかみの伝わる介護の時間を確保するためにも、IOT、ICT、DXを考え続けなければ、なりません。

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