元気になる、と元に戻るのはちがう

うつになって最初の頃
はやく元に戻らないと、
ととにかく思っていた。

仕事も休んで迷惑かけてるし
いつまでもこの状態でいられないし
早く元気になりたい、はやく元の自分に戻りたいと思っていた。
というか今もたまに思う。

でも心が疲弊して働けなくなり、仕事を休むことになった期間に病院の先生やカウンセラーや産業医など色んな人に言われて色んな話をきいた。
その中で、早く仕事に戻りたい、また元気に戻れるか不安という話しをすると
ある人に、目指すべき元気は違う種類の元気なのかもしれないね、と言われてはっとした。

大丈夫じゃなくても大丈夫と言ってしまったり
辛くてもとりあえずにこにこしてしまったり
これ以上がんばったらだめだと分かっていながらがんばり続ける元気ではなく

たまにはしっかり休んで
頼るところはしっかり頼って
無理かもしれないと思ったらちゃんと危険信号を出せるようなそんな種類の元気なのかな(それが難しいんだよな)。

分からないけど、元に戻るのだけではまたうつの状態に戻る可能性があるってことですよ、何か自分の中で気をつけたり、改良した方が長い目でみるとメンタルの健康のためになるというようなことを複数の人に言われた。

少し話はそれるけど、前に読んだお仕事系の小説で人間も信号みたいに今は辛いとかまだ大丈夫とか表示がされればいいのに、というようなセリフがとても好きだなと思った。

でも信号みたいには分かりやすく目に見えて分からないからきついときはちょっときついかもと言ったり、難しいことは少し頼ったり自分で意思表示をすることがやっぱり大事なんだろうな。

そういえば、少し前に職場復帰しました🌱
復帰しました〜と投稿してからまたいけなくなったりするかなと考えたりしたのでひっそりと書きます。
会社にかなり配慮してもらって可能な範囲で働いてます。
油断するとすぐに余裕なそぶりを見せて仕事を引き受けてしまいそうになるので、自分のキャパを見極めながら働くことを目標に今は仕事をしてる状態です。
ちょっと無理だと思ったらやんわり意思表示をしたり、いついつまでなら大丈夫ですか?と確認をするように気をつけてます。

復職するとなんだか、休職して家にいた頃のことが嘘かのように思える時があって不思議だな〜と思います。
仕事を休む前は辛くて仕方がなかったけど、思ったよりなんとかなってるよ、大丈夫だよ〜そんなに心配しないで〜とあの頃の自分に言いたいです。

あと休職中のある日、雪が降る中外を歩いていて
小学生ぶりにわ〜雪だ〜と雪をみて嬉しくなった日がありました。(雪をみて、げっ雪!と思うようになった日に大人になったのかなと思いました笑)
ふわふわ舞う雪はとっても綺麗で、あ〜生きてて良かったな。と思いました。
生きてたら綺麗な景色がたくさんみれる。
こんなことを書いて誰かを不安にはさせたくないけど、でも生きてなかったらこの雪見れてなかった〜よかった〜生きてて!って心の底から思ったんです。

まだまだきっとたくさんいいことだってあるから
生きていたいよな。
お金とか仕事とか目標とかよくわからんけど、美味しいもの食べたいし、友達とくだらないことでけらけら笑いたし、綺麗な景色みたいし、生きる理由ってそういうので十分だよなと思える今の自分が嫌いではない!

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