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わかっちゃいるけどやめられない。アラサー女子が一番やっちゃいけないことと『真夜中ごはん』

ああ、今日も1日が終わった~、なんて仕事から帰ってきた時、非常に迷うことがある。

これから晩ご飯食べるか食べないか。ご飯食べるとちょっと胃がもたれることもあるし、まあ太りますし、なんか寝る前に食べたら身体に悪いよと言いますし。まあ、そんな葛藤の末寝ようかなご飯食べようか迷った末に、「まあ、少しくらいいいよね。やっぱりご飯食べるか〜。」という選択をしてしまうことが私の場合はしばしば。深夜のご飯は危険だと分かりつつついついやってしまうのだ。なんだかお腹が満たされないと落ち着かない。 

さて、そこで迷うのは何食べようかという問題。大体まあサラダとか胃に優しくカロリーも優しそうなものにしようかなんていう自分の中の天使は「サラダと豆腐にでもして、今日は身体に優しい系でいこうかな・・・」なんて思うのだが、いざご飯を食べようとすると無性に味が濃くてこってりしたいものが食べたくてしょうがない。

深夜、無性に高カロリー・こってり・濃い味の食べ物が食べたくなるこの現象は一体なんなんだろうか。

この人間の時として矛盾した感情に駆られつつもやめられないというのはいったいなんなんだろうか。「わかっちゃいるけどやめられない。」いついかなる時でも誘惑を断ち切れるようになったらよいのにね・・・。人間は悲しいかなつくづく欲望に振り回されてしまうものなのかもしれない・・・!

さて、例えばこちらのレビューを読んだのがたまたま深夜だった、そして今からご飯を食べようかどうしようかまよっている・・・そんな誘惑に打ち勝とうとしているアナタは、この漫画は決して読んではいけないのですよ。

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こういう場面、あるあるですね。※『真夜中ごはん』(イシヤマアズサ/宙出版)一巻より引用

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『真夜中ごはん』(イシヤマアズサ/宙出版)一巻より引用

この卵の見事さわかりますか。卵って最高ですよね・・・大体が簡単にできるものばかりなので試してみたくもなります。そしてこの主人公の顔がまた美味しそうで、ついつい食欲をそそられてしまう。高カロリー、こってり、味が濃いものなんかはなぜか夜中に食べたくなりますよね。

わかっちゃいるけどやめられないと思いつつ、深夜ごはんをついついやってしまう憎めないアナタはこの本見ると「あ〜あるある。」の宝庫かもしれない。でもやっちゃいけないことほど背徳感でより美味しさが増しちゃうんですよね。

「たまには、たまには・・・」何て言いながらこうやって深夜に訪れる至福の時間喜びはぜひみなさんにも味わってほしい気もします。

WRITTEN by 山中 羽衣
※「マンガ新聞」に掲載されていたレビューを転載
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