シリカ水のアルミデトックスでアルツハイマーの予防効果が示唆される
何年か前から、健康維持に大切な「シリカ（ケイ素）」を豊富に含む水として、広告もよく目にするようになったシリカ水。
私自身も取り寄せて毎日飲んでいたこともありますが、そんなシリカ水には体内に蓄積したアルミニウムなどの金属をデトックスする働きが知られています。
このシリカ水によるアルミニウムデトックス効果によって、アルツハイマー病の予防や改善となる可能性が、いくつかの研究によって示唆されています。
アルミニウム蓄積がアルツハイマーの原因となる？
アルツハイマー病は、不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気です。ほとんどのアルツハイマー病の患者では、60歳以降に初めて症状が現れます。アルツハイマー病は、高齢者における認知症の最も一般的な原因です。
http://adinfo.tri-kobe.org/worldwide-alzheimers-information/alzheimers-basics.html
アルツハイマーは一般的にもよく知られている認知症の一種ですが、その原因は現在でも良くわかっていません。
数ある説の中でも、「アルミニウムの脳への蓄積がアルツハイマー病の原因」とする説は、以前より一定の勢力を持っています。
私達の生活にはアルミニウム製品が溢れており、私が小学生の頃の学校給食でも、アルミニウム製の食器が使われていました。
しかしアルミニウム製の食器や鍋から溶出する量は極微量であり、ほとんど影響がないと言われています。
実際に人間にとって最大のアルミニウム摂取源は、「膨張剤（ベーキングパウダー）」など食品に含まれる添加物です。
人体に取り込まれたアルミニウムは、元来の解毒作用により９９％以上が排出されますが、逆に言えば1％以下の割合でも徐々に蓄積していきます。
これが脳細胞に蓄積していき、アルツハイマーなどの原因になっていると言われているのです。
関連があるとする研究は、アルツハイマー病患者において、アルミニウムが含まれるベーキングパウダーを使用した食品摂取が多く (9) 、脳のアルミニウム蓄積 (10) (11) が認められた、飲料水中のアルミニウム濃度が高い地域 (12) (13) や慢性的なアルミニウムの暴露 (14) によりアルツハイマー病の発症率が高かったなどと報告していますが、アルミニウム以外のアルツハイマー病の発症要因や、その他の飲食物による摂取量が考慮されていないといった問題点が指摘されています。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail970.html
アルツハイマーのアルミニウム原因説には異論もありますが、なるべくなら避けたほうが良さそうですよね。
シリカ水によるアルミニウムのデトックスとアルツハイマー改善
シリカは人体を構成する微量ミネラルの一つで、主に皮膚や血管の弾力を保つのに深く関わっています。
日本の国土は狭く山がちであり、雄大な大河が流れる大陸と比べて河川が陸地を流れる距離が短いため、川の水に溶け込むミネラルの量が少ないのが特徴です。
玄米も食べなくなった現代日本人のミネラル不足はかなり深刻なのですが、特にシリカ不足は血管の弾力を保てなくなる点で深刻です。
そこで日本の中でも珍しくシリカ含有量の多い宮崎などのミネラルウォーターを「シリカ水」として、数年前から健康食品業界では盛り上がりを見せていました。
シリカ水は単なるシリカ補給だけでなく、体内に蓄積したアルミニウムなどのデトックス効果がある事が知られています。
シリカ（ケイ素）は元素表の14番目、アルミニウムは13番目で成分が近いため、脳細胞はアルミニウムをシリカと間違えて摂り込んでしまう事があります。
体内にシリカが満ちていれば、脳細胞は本来取り入れるべきシリカを取り入れて、アルミニウムを排出します。
これはイギリスのキール大学による研究でも明らかになりました。
シリカが豊富なミネラルウォーターを毎日1 Lまで12週間飲み続けると、必須金属である鉄と鉄の尿中排泄に影響を与えることなく、患者と対照グループの両方で尿からのアルミニウムの除去が促進されることがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22976072/
シリカ水でアルミニウムをデトックスした高齢者の認知能力が向上
キール大学の研究は、アルツハイマー病のアルミニウム原因説を裏付ける為に行われたもので、アルツハイマー病患者にシリカ水を飲ませてアルミニウムをデトックスし、それが症状にどう影響するかを観察しています。
12週間のシリコンリッチミネラルウォーター療法により、アルツハイマー病患者のアルミニウムの体への負担が減少し、同時に認知能力が15人中少なくとも3人で臨床的に関連する改善を示したという予備的証拠を提供しました。これは、「アルツハイマー病のアルミニウム仮説」の非常に必要とされる厳密なテストの最初のステップであり、より多くの個人を対象とする長期研究が現在保証されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22976072/
アルツハイマーは不可逆的な脳の疾患と言われていますので、15人中3人であっても、比較的短期間で症状の改善が見られたのは喜ばしいことです。
私のような30代にとってはアルツハイマー病は身近な脅威ではありませんが、将来の予防も含めてアルミニウムをデトックスしておく事に損はなさそうです。
実際に私が注文したシリカ水も、普通のミネラルウォーターと全く同じ様に美味しく飲めたので、身近にアルミニウムが多そうな方は始めてみる価値がありそうです。
シリカ水のレビューについてはブログの方でしていますので、興味があればこちらもご覧ください。
たかが水、されど水。
毎日飲むものだから、少しの違いも積み重ねになって人生後半で違いが現れてきそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？