見出し画像

老子×ダイエット


人類を悩ますあらゆる災禍は、人間が必要なことを為すのを怠るところから生ずるのではない。

かえって様々な不必要なことを為すところから生ずる

福永光司著「老子」

いきなり老子の言葉から入りましたが、今回はダイエットに関する記事です。
この記事を基調とし、今後ダイエットに関する記事も随時書いてゆこうと思ってます。

僕は現在40代前半ですが、特別何をするわけでもなく、BMI(Body Mass Index)は18.0前後をキープしてます。

何をするわけでもなくというのは、逆に言うと日常生活がダイエットそのものになってるということです。

なので、続かないとか、リバウンドとかはありません。

そんな僕のダイエットに関する考え方を紹介します。

dietの本質


最近、英単語の語源をたどるのにハマってることもあり、ダイエットの語源を調べてみました。

「diet」は「生活様式」を意味するギリシャ語「diata」から、「日常の食べ物」という意味に転じた言葉である。 そこから、代謝異常・消化器系内臓疾患・肥満などに対する「食事療法」や「治療法」といった意味を持つようになった。

ダイエットの語源・由来を解説 - 語源由来辞典 (gogen-yurai.jp)


「diata=生活様式」が語源だそうです。
語源を辿るとダイエットとはただの減量ではなく、食生活、更には生活そのものへの働きがけといったイメージが湧くかと思います。

僕がこの記事で紹介しようとしてるダイエットはまさにこの語源のイメージ。

日常に落とし込むことにより、対症療法的なただの「減量」は「diata」に変わってゆきます。

ダイエットとは、本来持続可能なものだということです。

"おっさん化"をどう回避するか

目標は、”ミステリアス”な人

皆さんは他人にどう見られたいですか?
”イケメン”か、それとも"カワイイ"か、"頭良さそう"か、"色気ある〜"など、色々あるかと思います。

僕は今40代ですが、この年代に差し掛かる頃、ふと「ミステリアスな雰囲気」に憧れるを抱きました。(/ω\)

決して怪しげな意味合いではなく、魅力的な意味合いでです。
「神秘的な」とか「未知」とかいったイメージです。

30代も半ばを過ぎると、これまで他人事のように思えた”おっさん”への危機感が徐々に高まってゆきました。

この先おっさん化を回避するにはどこを目指してゆくべきか。どういう雰囲気を出せればおっさん化せずに歳を重ねてゆけるか。

そう悩んだ末に浮かんだイメージが「ミステリアス」でした。

「ミステリアス」という言葉には、本来の「不思議な」とか「神秘的な」といった意味以外にも、清潔感や美、透明感、知的、孤独、年齢不詳といったニュアンスが感じられ、魅力に思えたからです。

最近活躍されている芸能人でいえば、平手友梨さんは僕の中でミステリアスなイメージにぴったりです(全然40代じゃないですが・・)。

お腹ぽっこりはミステリアスじゃない

ミステリアスな雰囲気を出すことは、外見だけでどうにかできることでもないですが、外見も大事な要素のひとつになると思います。

僕は40代に差し掛かる頃、お腹周りの脂肪が気になりはじめました。健診で中性脂肪の数値が知らぬ間に微増してたこともあります。

お腹ぽっこりはミステリアスにはそぐわないと感じた僕は、まずここに狙いを定めました。

BMI18.0

先にも書きましたが、今現在、僕のBMIはタニタの体組成計で計ると、18.0前後で自然とキープされてます。

普段、周りからは痩せすぎと心配されることもありますが、心身ともにコンディションは以前より良好なので気にしてません。

むしろ心配してくれる方々を見ると立派なお腹を持ってたりするので、逆に心配になります。

また痩せ型は僕の中でミステリアスなイメージに合致するので御の字です。

ダイエット前は食後の胃もたれも気になってました。
当時は休日のお昼といえば、カップラーメンと白米とお惣菜のアジフライでほぼルーティン化。

そんなメニューでも以前はへっちゃらだったのですが、歳を取るにつれ食後に胃もたれを感じたり、眠気がなかなか治まらないことが多くなりはじめ、食事を見直す必要性を感じました。

お腹周りの脂肪とともに不調も改善できれば一石二鳥です。

「日常ゆるアスリート」になる

ミステリアスという理想に近づくため、まずはぽっこりお腹の撲滅を目的に、大好きだったカップラーメン・白米・アジフライの3点セットを見直すことからスタートした僕ですが、そうこうしているうちに、今度は他のことも見直したくなりはじめます。

「筋トレも少し取り入れよう」といった具合にです。

そんな感じで生活全体の改善に思考が及ぶようになると、日常をフィールドとするアスリートのような感覚が芽生えてきます。

僕はプロフィールに"日常ゆるアスリート"(造語)と書いてますが、このような意味合いを含んでいます。

具体的にどんな感じでダイエット的日常を過ごすようになったかは、別の記事で随時紹介していこうと思います。

ダイエット常態化のための5つの骨子

この記事の冒頭に老子の言葉を挿入しましたが、ダイエットを常態化するのに「なすべきことをなさねば」的な発想は不要です。

「持続可能」という言葉に聞き飽きた昨今ですが、持続可能な状態とはつまるところ「自然な状態である」ということだと思います。

足し算ではなく、引き算の発想がダイエットを常態化する近道です。

以下、ダイエットを常態化するための基調を5つ挙げてみます。

ポイントは、無為自然+美学。

1.ダイエット本ではなく、哲学・思想系が強力なバックボーンとなる

先述の通り、ダイエットは本来、日常生活そのものです。
なので身体の一部分だけとかを取り扱っているようなダイエット本は手に取ったことがありません。
そのかわり、食事・病気・長寿をテーマに書かれた本や、時間術(これ系は意外と

ここから先は

1,298字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?