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すべてのアイデアは他のアイデアから生まれる

今回は『発想・アイデア出し』ついて書いていきます。
よろしくお願いします。

私は普段開発職に就いていて、特許出願などをしています。
その中で特許のアイデア出しで使っている発想について書いていきます。

■発想とは

発想(アイデア)とは既存の要素の新しい組み合わせです。
例えば、スマホも要素を分解していくと既存技術を組み合わせてできています。

既存の要素の新しい組み合わせを導くには、物事の関連性を見つける能力が必要になってきます。
各要素の知識も当然必要となってきます。


■発想の5ステップ

1.データを集める
例えば新たな商品のアイデアが欲しいとしたら、他の同じ部類の商品のデータを徹底的に集めます。
そこから他がやっていないこと、違いを見つけていきます。

また、世の中のさまざまなことに興味を持って情報を集めます。
新たな組み合わせがアイデアとなるので知識があることに越したことはありません。

2.データを咀嚼する
データをさまざまな方向から検証し、組み合わせや関係を探ります。

3.ふ化させる
時間を置いて、考えを熟成させます。
一旦意識を他に移しますが、意識の奥底では常に考え続けているようです。

4.アイデアをつかまえる
突然のひらめきをメモします。
ひらめきとは偶然の産物ではなく、意識の底で考え続けているから起こるものだと言われています。

5.アイデアを形にする
ひらめいたアイデアを実現可能なものに具現化します。
残念なことにこの段階で9割以上のひらめきがボツになります。

逆に言えば9割のボツ案を出さない限り、使えるアイデアは出てこないということです。
とにかく案を出すことが大事なので、ひたすら5つのステップを繰り返すことです。


■アイデア出しで使えるテクニック

・5Wずらし
もとになるアイデアを5W(Who,Why,What,Where,When)に分解し、5Wを違うものに変えることで、異なるアイデアを生み出すテクニックです。

 ・オズボーンのチェックリスト
上記と似ているのですが、個人的に多用しています。
昨年度の特許もこれを参考に1件出願しています。


今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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