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リュテスの闘技場 Les arènes de Lutèce ★☆☆

さて、パリに4年住んでますが、ようやくパリのことに興味湧いてきまして、最近いろんなところを観光してます。

先日、前から行きたいなと思っていた、リュテス闘技場(Les arènes de Lutèce)にサラッと立ち寄ってきました。

観光おすすめ度★☆☆

同じく5区にあるクリュニー浴場(Les thermes de Cluny)と共に、ガロ=ローマ時代(L'époque gallo-romaine)の名残を伝える、貴重な場所。派手さはないですが、パリの歴史に興味があるなら立ち寄っても良いと思います。パンテオン(Panthéon)、やサンテティエンヌ・デュ・モン(St-Étienne-du-mont)教会など有名観光スポットの程近くですし、なんてったって無料!!公園として使われていて、ベンチ、もちろんアリーナですので昔の観客席に座ってサンドイッチランチなどもあり。

ただし、この界隈は魅力的なカフェなども多いですから、折角ならそっちを開拓した方が得るものは多いかもしれません。例えば私は未開拓ですが、カーディナル・ルモワンヌ駅(Cardinal Lemoine)の交差点のすぐ近くにあるLe Renard Caféは行列できてましたので、近いうちにトライしてみたいですね。メニューみてみたところタピオカティー(Le bubble tea)や和菓子なんかがメインのようです。あと、近くにムフタール通り(Rue Mouffetard)というこれまた歴史ある通りがあって、魅力的な食処が連なっています。

さて、闘技場から脱線してしまいましたが、、、手元の観光ブックによれば、闘技場自体は紀元1世紀終わり(la fin du 1er s de notre ère)ごろのもので、長い間それが存在することは推測されていたものの、発見されたのはモンジュ通り(Rue Monge)の開通を行なっていた1869年だそうです。その後、文豪ヴィクトール・ユーゴー(Victor Hugo)らの呼びかけで集まった寄付金により修復されました。35段の観客席(Gradins)があり、約17000人を収容可能。また、観客席の中には、名前が彫られたものがあり、それらは名前の人物の専用席として使われていたようです。私は時間がなくて発見できませんでした・・・

闘技場といえば、私はローマの闘技場しか行ったことがありません。でもこの闘技場は比べ物にならないくらい規模が小さいですから、リュテス(Lutèce)時代のパリがガリア地方の一中小都市に過ぎす、2000年近くたち、フランス一、そして世界有数の都市に成長した時の流れを思うのは、ワクワクする体験ではないでしょうか。少なくとも私はそう思います。

というわけでまたニッチなフランス・パリを紹介できたらいいなと思います。今日はこんなもので。しかし初投稿がこんなマイナーなスポットで大丈夫か・・・





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