大人は信じてくれない

大人が嫌いだ。

なんて言うと、反抗期を未だに拗らせているイタい奴と思われるかもしれない。いや、まあそうかもしれないんだけれど。笑

結局大人なんて信じられなくて、自分の感覚すらも曖昧で、何を軸に生きていけばいいんだろうということがわからなくなっている。頼れるのは自分だけ、自分を守れるのは自分だけだということはだんだんわかってきたけれど、大人だったらわかってくれる、守ってくれるという期待が、もうないわけではないし。

大人って何?20歳になったら大人とみなされるなんて、あまりに唐突だ。大学生って社会的には大人とみられることも子どもとみられることもあって、年齢的にわたしはまだ10代だし、親の被扶養者だし、この間まで高校生だったという気持ちがいまだに抜けない(だいぶ時代遅れ)。どっちつかずで不安定。プロフィールのところにも書いているけれど、今のわたしの立場としては「おとなこどもなモラトリアム19さい」。

世の中で大人と呼ばれる立場にいる人だって、なんでこういう発言をするんだろうとか、こういう態度・行動をとるんだろうとか不思議で仕方がないことばかり。もちろん大人だって人間だってことはわかっているけれど、それを今ここで口にすべきことなのかと首をかしげるようなことなんて、いくらでもある。大人のそういう言動によって若い人は振り回されるんだよ、ということ、わかっているのかな。「大人」が持つ力の大きさを。

もちろん、誠実で中立的で、尊敬できる大人だっているけれど、そういう人を見ていると損しているんじゃないかと思ってしまう。でもそういう人についていきたいと思うし、自分もそうでありたい。

誠実であること、公正であることをめざしているけれど、それってとても難しいことで、そしてその自分の思う正しさに縛られて苦しくなる。

大人になりたい、と思える日は来るのかな。早くお酒飲もう!と言ってくれる友達とか先輩の言葉には嬉しく思うけれど、20歳になること、大人になることへの恐怖は尽きない。


次回、「ハタチになる」乞うご期待。笑