3/5 物理と生物の選択

 まだまだ風邪っぴき。昨日よりは元気。

 昨日は、風邪に加えて、なんだか目の見え方もおかしくなっていて。昔から目はいろいろ弱くて、手術したり今も数か月に1回は定期検診に通ったりしているけれど、今回の不調はひさしぶりに本当にやばいやつかもしれない、と怯えて過ごした。2日様子見て治らなかったら眼科は行こうと決めていた。で、今朝起きても症状は変わらず。どうしようどうしようと泣きそうになりながら沈んで過ごして、午後に体が重たくなって昼寝して、寝ている間に眼球まわりで血流かなにかがずくんずくんいってるのを感じて、その後起きたら見え方が大分改善していた。ほっとした。目は大事。目は本当に大事。何度か実際に見えなくなりかけてるからこそ、真剣にそう思う。視野全体がだんだん白く靄がかかっていく感じや、視野の外側から黒くなっていって、最終的に真ん中しか見えなくなる感じ。世界が遠のいていく感覚。あれはもう味わいたくない。怖い。今度定期検診行ったときに、風邪ひいたときにこんなことがありました、とちゃんと報告しよう。ひとまず、症状が改善してよかった。

 鼻水がひどい。黄色まではわかる。黄緑色の鼻水がでるとぎょっとする。まじまじと見てしまう。体の排出物で、黄色みがあるものはいろいろあるけれど、緑みのある色はなかなか見ないので、どこで何をどうしたら緑色になって出てくるのだろう、なんて考えながら、怖いもの見たさのようにずーっと観察してしまう。そもそも鼻『水』じゃないし。水っていうテクスチャーではない。じゃあ何なのかと『鼻泥』とか『鼻ねんど』とかいろいろ考えたのだけれど、なかなかぴったりくるものがない。食べ物で考えるとしっくりくるものがありそうな気がしたけれど、今後その食べ物を見たときに『具合悪いときの鼻水……』と思うことになってしまったら嫌だな、と気がついて、それ以上考えるのをやめた。

 体について疑問に思うことがあるたびに、『高校の授業で生物を選択していたら、わかったこともいっぱいあるのかなぁ?』と思う。高校の理科、化学が必修で、選択科目が生物か物理で、一番興味があった地学はそもそも選べなかった。『生物は平均して60点を取れるけれど、100点を取るのは難しい科目。物理は100点か0点かの科目』と聞いて、物理を選んだ。あと単純に『物理できる=かっこいい』と思っていた節がある。どうしてあのとき自分は当然のように物理が得意で100点を取れる側だと思ったのか。タイムトラベルできるなら、高1のときの自分をハリセンでしばきたい。「悪いこと言わないから、生物にしとけ!」と。実際、赤点も何度も取ったし、今考えると、内容的にもどう考えても物理より生物の方が興味ある。物理を取ったことが役に立っていることも(たまには)あるんだろうけれど(あまり自覚ない)、向き不向きや興味のあるなしで言えば、わたしは生物を取るべきだったなぁ、と。20年近く経って、そんなふうに思う。

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