5/6 胃の大きさを過大評価している

 10連休最終日は、旦那さんの体調が少し回復したのもあって「最終日くらいは外に出ましょうか」と銀座に出かけてきた。数日前から旦那さんが「『矢場とん』のわらじとんかつが食べたい」と言っていたので、都内で矢場とんのある銀座に行くことにした。
 しかし、最近、そもそもひきこもっているのもあって、この季節に銀座という落ち着いた大人の街に出かけるのに相応しい服装のレパートリーがない……。仕方なく、いつも通りの大きめフーディーとスキニーで出かけることにした。アクセサリーだけは、気持ち盛り気味で。旦那さんにも服装のテンションをカジュアル系で合わせてもらった。アラフォーたるもの、一応どこにでも出かけられて恥ずかしくないレベルのきれいめ普段着セットというのは必要だな、と学んだ。

 さて、矢場とん。夜のはじまりくらいの時間に行ったのだけれど、意外に空いていた。公式HPには月曜は定休日と書いてあったので、みんなお休みだと思って行き控えていたのかしら(実際は、月曜祝日は営業で翌日振休らしい)。それとも、単純にGW最終日は、みんな家でゆっくり過ごしていたのかもしれない。

 旦那さんもわたしも『わらじとんかつ』の定食セットにした。旦那さんは全部みそで、わたしはみそとソースの半々。
 店員さんがとんかつを運んできて、目の前でとんかつにみそだれをかけてくれた。ふわぁっとみそのいい香りが漂ってきて食欲を刺激された。さっそくがっつく。とんかつ、間違いない。おいしい。わたしは、ときどき「とんかつ食べたい欲が醒めない」ブームがやってくる時期があって、今日、今そのブームのさなかにいることを自覚した。そういえばここしばらくカツサンドをよく食べていた。とんかつ欲旺盛。とんかつブーム襲来。

 わたしが自分のとんかつに集中している前で、白米大好き旦那さんが、3杯目の白飯おかわりをお願いした。その時点で、まだとんかつ4切れしか食べていない。びっくりして、ひそひそ声で「お肉ふた切れでごはん1杯食べてるの!? 完食までにごはん5杯以上食べる計算!?」と聞いたら、ひそひそ声で「そこまでは食べない、4杯くらいかな」と返ってきた。4杯も食べるのか! と思っていたら、店員さんも何かを察したのか、今までとは明らかに盛りが違う、どうみても大盛りの3杯目の白飯を運んできた。見た目がわんぱくで、旦那さんと顔を見合わせて笑ってしまった。

 その後、旦那さんは結局もう1杯白飯をおかわりした。4杯目のごはんを食べながら、残り2切れのお肉を前に「おなかいっぱい……ひと切れいる?」と聞いてきた。そら言わんこっちゃない。途中でソース味のとんかつをひと切れあげたのだけれど、「(その分)ひと切れ多く食べたしな~……」という謎の言い訳をしてきた。どう考えても、わたしがあげたひと切れというよりは、ごはんの食べすぎだと思う。最終的には、全部きれいにたいらげていた。

 数日前に、旦那さんといっしょに大食い番組を眺めていたときも「あれくらいだったら、俺食べられると思う」とか言っていた。10人前だと知って、「あ、それは無理だ」とあっさり覆していた。けれど、「2.5人前くらいならいけるね!」と自信ありげに言っていた。
 結婚前にも、デートでラーメンを食べに行ったとき、調子に乗って3人前くらいの大盛りを頼んで、無理して食べてその後具合が悪くなっていたことがあった。
 どうも、うちの旦那さんは、自分の胃の大きさがわかっていらっしゃらないんだよなー……。わたしが隣にいるときで調子に乗ったオーダーをしそうなときは「大丈夫? 本当に入る? 絶対?」とストッパー役になっている。けれど、おかわりは、なかなか上手に止められない。というか、わたしが止めても本人が止まらない。旦那さんは、おいしそうな食べ物を前にすると、挑戦欲でも湧いてしまうのだろうか。謎。

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