3/30 無職に飽きるかと思っていたけれど

 昼過ぎに、昨日注文したユニクロのガンダムTシャツが届いた。ちゃんとガンプラ2種類入っていた。よかった、ひとあんしん。旦那さんが、Tシャツを1枚1枚取り出しながら「じゃじゃーん、ラストシューティング~、ズゴック~、ランバラル~、(あとひとつ、覚えられなかった……)」とにこにこしながらプリント柄名を発表していたのがかわいかった。

 おとといの続き。

 新年度には就職して働いているのではないかと思っていた理由があと2つある。『無職状態に飽きると思っていたから』と『働いていない自分に罪悪感があるから』だ。

 無職の、タスクの一切ないオールフリーな日々は飽きるかと思っていた。退職直後は、前職の仕事が大好きだったから、それができなくなったショックもあったし、精神的に参っていたのもあって自分のやりたいことも特に思いつかない状態になっていたので、自由にできる時間はたっぷりあるのに、ただただ落ち込んで暗い考えの沼にぐるぐるずぶずぶとはまりもがく日々だった。

 ただ、『時間薬』とはよく言ったもので、時間が経つにつれて元気になってきた。noteの毎日更新が日々の張りになり、少しずつ『やってみたいこと』が自分の中から出てくるようになり。暮らしを整えることにも楽しみを覚えだした。毎日が充実しはじめた。

 そして、働きに出なくなってから、人に関するストレスが激減した。自分のストレスのほとんどは職場にあったんだなぁ、と気がついた。ストレスが減ったら、体調がよくなった。下半身のアトピーや肌荒れがずっとひどくて、自分の体は元々そういうものだと思い込んでいたのだけれど、退職してしばらくしたら、脚の内側にできていた発疹やかさぶたやひび割れがなくなった。顔の赤みも『そういう体質だ』と思っていたけれど、調子がいいときは気にならないくらいになってきた。顔が赤くないと、ベージュの服を着ても変じゃないことに気がついてうれしくなった。

 あと、働きに出ない=外に出ないと、そんなにお金を使わないで過ごせることに気がついた。もともと外に遊びに行くより家でゆっくり過ごすのが好きで、家で本でも読みながらおいしいものを食べ飲みできれば十分楽しく充実して過ごせる。
 働いて稼いでいたお金のうち、生活費と貯金分以外は、ほとんど『外で働くため』に遣っていたことがわかった。きちんとしているように見せるための身だしなみ、お昼ごはんと息抜きのためという名目の休憩用お菓子、ガス抜きのためのお茶代……。そういう『仕事のため』の出費がなくなったら、月々の支出はそれまでの半分以下になった。

 あと、自分の時間をほぼ自分の思うままに使える。好きな時間に起きて、眠くなったら昼寝ができる。働いているときは旦那さんのいびきに泣いたこともあったけれど、無職になってからは夜寝るのはあきらめて昼間寝ようと気持ちを切り替えられるようになった。

 そんなわけで、無職状態に飽きるかと思っていたけれど、全然飽きずにいる。むしろ、最近は楽しみはじめた。特に、ストレスがほぼないのが快適だ。今までの自分の体は、ストレスに蝕まれていたのだということがよくわかった。ゆっくり時間をかけて、体調がよくなっていっているのが自分でわかるので、自分の体の変化も楽しい。

 ただ、無職のひきこもり生活には、いくつかデメリットもあって。
 ときどき、ふっと自分だけ、世の中や社会から切り離されている感に苛まれる。自分なんていてもいなくても関係ないんだな、と思いついて、瞬間感情や周囲の風景がしんとフラットになることがある。
 極々たまに、人恋しくて、さびしくなる。旦那さんの帰りが遅い夜なんかに、無性に誰かと話したくなる。
 あと、これが一番のデメリットに感じているのだけれど、銀行口座の残額が減っていく一方なのは、見ているとやっぱりだんだん気が滅入ってくる。住民税と健康保険と年金の支払いで、お財布から一万円札を何枚も出すときは、正直毎回「ひぇ~っ、マジかー……」と思っている。

 ……あれ、終わらないぞ。明日に続く(多分)。年度末の末イブ。

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