7/28 巻き込まれビリティ

 昨日の続き。趣味に超のめり込む旦那さんに対して、「どうしてそんなにのめり込めるのか」と訊いたけれど、要領を得た返答は得られず、からの。

 食い下がって、訊き方をかえたり質問の意図を説明したりした。ら、「あなただって、レジン工作にハマったときは、最初に一気にいろいろ買い揃えたりYouTube見たりしてたじゃない。それといっしょでしょ」と言われた。なるほど。熱量の大きさの違いはあれど、わたしだって興味を持ったことに対して、そこそこの初速を出してのめり込むことがある(あった)のだ。

 わたしにだって、ある程度の情熱は、ある、らしい。旦那さんとは、熱量の多寡や持続力が違うけれど。そこは、もう、体力気力の充実度の違いや、わたしの『ハマるものにはとことんハマるけれど、そうでもなかったものは途端に興味が醒める』若干飽き性っぽい性質のせいだな、と思った。

 自分が、趣味・興味に熱い旦那さんを、うらやましく思っていて、憧れているんだなぁ、ということにあらためて気がついた。旦那さんに限らずだけれども、好きなものについて熱く語れる人たちが、好きで、うらやましい。「それだけ熱くなれるものがあるって、いいなぁ」と思う。今まではうらやむばかりだったけれど、自分にもその芽は小さくともあるらしい。そもそも人と比べるものではないのだ、自分なりに育てていこう、と思った。

 わたしの、旦那さんの趣味への巻き込まれスキルは結構高いと思う。巻き込まれビリティ。おかげで、自分ひとりでは絶対にしないような経験をいっぱいさせてもらっていると思し、同じ経験をしていても旦那さんとは別の影響をいろいろ受けていると思う。

 今回の、旦那さんのウイスキーブームに巻き込まれビリティを発揮した結果、自分に起きた変化といえば。

 Barに行ったのは大きな一歩だった。朝ドラ『マッサン』を観て、玉鉄(玉山鉄二さん)ブームがきている。八嶋智人さんや堤真一さん、泉ピン子さんが気になって(好きになって)いるし、ヒロイン・エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさんの歌が上手できれいで、真似して蛍の光を口ずさんだりしている。劇中で使われる広島弁の語尾「~つかぁさい」が気に入って、なんでもかんでも語尾に(必要なくても)(間違ってるのもわかっていてわざと)「~つかぁさい」とつけて、旦那さんにうざがられている。旦那さんのウイスキーのおつまみにドライフルーツを推薦して、おこぼれにあずかるドライフルーツライフが始まった。

 『好きの世界』がどんどん広がっていく旦那さんのそばにいて、巻き込まれビリティを発揮していれば、それだけで自分の世界もどんどん影響を受けて変わったり広がったりしていって、たのしい。巻き込まれビリティを伸ばす、というのもアリかもしれないつかぁさい。

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