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同じ日本でも

「骨つぼの大きさが違うことを私は全く知らずでした。東京で葬儀をしまして、愛知県で忌明け。骨つぼを収蔵しようとしましたら納骨室に入らない…。東京では全収骨が当たり前なんです。西日本では部分収骨なんですね。全く知りませんでした。勉強不足!お寺さんにいったん預かっていただき、合うサイズのつぼを用意していただいて後に納骨になりました。お世話おかけします」と、地域によっての違いに驚いたことをつづった。


そうです、そうなんです。
私の母は、最期自分の故郷の大阪で死にたいと言うものだから
東京で暮らしていた父と私は、正直いろんな思いがあった。
ただ、私の母は終活から自分の墓、その前に坊主は呼ぶな戒名もいらない!
その代わりトルコ桔梗で棺桶を埋めてくれという無茶振りを
しっかり言い残してくれたので
スムーズと言えばスムーズであった。
そして、私は前年に祖母を亡くした時に
西日本(の一部)では遺骨を全て拾わないことに驚き
母の遺骨は全部余すことなく持って帰る!と葬儀屋さんに伝えたのを覚えている。

これは前年、祖母の葬儀がなければ
母の遺骨を半分しか拾われないことをその場で知り
火葬場で憤怒する私が眼に浮かぶ。知っていて良かった。
本当に良かった。

葬儀や火葬場では感情が乱れているからか
ほんの小さなことで事件が起きてもおかしくないのである。

葬儀は宗派にもよれば、地域でも違う
それは分かる。
まさかの遺骨を入れる量まで違うなんて‥!
これはもっと常識として知られるべきことだと思ういます。


追記:私の母は樹木葬を希望していましたが
遺された父と娘の私の気持ちが整理つかず
まだ納骨できておりません。
納骨に関しても、人によってはすぐに墓に入れなきゃいけないんじゃないの?
や、罰当たり、お母さんかわいそう!と言われたこともある。
とてもデリケートなことであるのに、知られてないが故に
何故遺族がこんなにも無神経なことを言われるのか。
小学校か中学の道徳で葬儀のマナーも教えたらどうだろうか。

本当のところ、祖母の時も遺骨は全て拾いたかった。