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命の自慢

私は、不眠症のため
心療内科(内科も兼任)に通い続けて
もう長い。
2,3週間おきに診察へ行くが
最近は特に先生に話すことがない。
これは、
情緒が安定している、環境が安定していることなので
良いことである。

が、不眠というのは中々抜け出せず通わざるを得ない。
内科の先生でもあるので、
インフルエンザの注射や風邪薬も処方してくださるので
かかりつけの病院としては最高である。

が、たまに先生が「え?!そんなこと言う?!」ということもある。
先生も、配偶者を癌で亡くされているが
余命4年だったところ22年生きたそうだ。
すごいですねぇ。

余命の概念とは?と思わせるほどのことで、
医学的にも凄いことである。

この話は、私の母の余命の話の後にされたもので
私の母は
余命が3ヶ月で、
きっちりその時間の通り亡くなったものだから

正直なところ
こっちは余命が短くて死んでしまったので
余命より遥かに長く生きたという話は
「あぁ‥良いですね‥」と作られた笑みでしか答えられない。

お金を払って診察をして
変えようのない過去を延々と聞くのは、少し苦しい。

私は、そういうことを聞いて
自分の母の病気と違うと割り切れても
長々と聞けるほど心は強くない。

心療内科なら、その辺り気を遣って頂きたいのだが
先生とも付き合いは長いので
結局いつも話を聞いてしまう。

そして微妙にイラついて帰ってくる。
何しに心療内科へ行ってるのかと突っ込みたくなる。