生産者でいたい

最近徐々にではあるが、老後どうしたらボケずに生きていけるか?定年退職後にどうやって生きがいをみつけていくか?についてよく考えます。

サラリーマンとしてバリバリ働き続けたひとが、退職後抜け殻のようになってしまいボケてしまう、なんて話をよくききます。うろ覚えですが、ホリエモンが「町内会の会長とかやっている人の方がボケない」なんて話をきいたことがハッと気づいたのですが、「バリバリ働き続けたひと=管理職以上にまで上り詰めた人」になのではないかと思いました。

定年後はマネジメントスキルが役立つ場面というのが大幅に減ると思っています。在職中と定年後となれば、関わる人の数がグッと減ります。数十とか100とか関わってきた人が、数人とか10数名になるでしょう。また周囲の人間も歳を重ねていくので減っていきます。家族も子供は独り立ちしているだろうから、高度なマネジメントスキルは、かなり持て余すことになるでしょう。そんなマネジメントスキルが唯一生きてくるのが、町内会の会長だったり、趣味サークルの幹事だったりすると思ったわけです。

とはいえ町内会の会長なんてポストは、そうそう転がっているとは思えません。会長になってくれる人がいなくて困っていてという自治体はあるかもしれませんが、そこには「町内会の事情を良く知っていてなってくれる人」というコンテキストが含まれているはずです。誰でも言い訳ではないんです。趣味サークル感じも一人いれば済むので席の取り合いになるわけです。

多くの会社はマネージャーを欲していますし、それが出世の条件になりますが、人生の最後の最後で裏切るのもマネジメントスキルだと思っています。マネジメントスキルにスキル全振りすることは、大きなリスクを負うことになるなと私は思っています。

じゃあどうしたらいいのか?私の今のところの答えは生産者になることです。農家になれとかではなく、肉体的な負荷を必要とせず、物を創造できるスキルが人生最後の豊かさ繋がってくるのではないかと思っています。

そして自分の場合は、プログラミングスキルが生産者なるためのスキルになると思っています。お金になるかは置いておいて、手と頭が動けばなにかをし続けることができます。目に見えるものとして世に公開することができます。そんなわけで、僕としては最低限のマネジメントスキルが手に入ったなら、そこで一旦マネジメントスキル向上はとめて、生産者に戻りたいんですよね。

老後まで生きている保証なんてないですが、うっかり生きてしまう可能性もあるので、作ることに対してフッ軽になっておかなければいけないんです。

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