06' 続マテリアルターン、ポッドキャスト

すこし前の話ではありますが、私が「マテリアルターン」と総称した潮流についてポッドキャストでお話する機会がございました。

記事06では詳しく言及できていなかった内容の補足のようになっています。貴重な機会をいただき、杉田さん、石川さんありがとうございます。(繋げてくださった浅野さんありがとうございます!)

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日本に帰国し、4月から設計事務所で働き始めて3か月が経ちました。

改めて感じるのは、海外と比べた時に日本の建築業界のレベルは決して低くないということ、寧ろ、組織間をまたいだ擦り合わせ型ものづくり、そのための組織運用という点では非常に密度の高い実践が行われているように感じます。

根本という意味での問題点は、また、日本全体のデザイン教育の格差、ひいては業界内に生じる技術と情報格差によるディスコミュニケーションの方な気もしますが、この点は時間を要する課題です。

防災の国ゆえ日本の建築の安全基準は世界の中でも高く、日本の建築ブランドの根幹を担保しているものと思っています。これに+αの価値として、人間中心発想的な健康を意識した空間設計(アフターコロナ文脈としても)や、日本のビジネスシーンではまだあまり意識はされないですが、プラネタリーバウダリーを超えないための環境設計提案を業界内の常識としていけるか。これはチャレンジングなことではないでしょうか。

次回の07では、そういったトピックに触れたいと思っています。







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