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夜は起きてたい、朝は寝てたい…その“あるある”を時間逆行で解決してみたら?

「夜寝る前、スマホをいじりながら『もっと起きていたい!』と思ってダラダラ過ごし、結果、就寝が遅れてしまう。」
「朝起きるときには『もっと寝ていたい…』と布団にくるまり、なかなか起き上がれない。」

こんな矛盾した状況、誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。夜は『起きていたい』欲求が強く、朝は『寝ていたい』欲求が強い。結果として睡眠時間はズルズルと削られ、不足しがち。それが日々のストレスにもつながっています。

そこで私は、一風変わった解決策を妄想してみました。その名も「睡眠時に時間が逆行する」仕組みです。

時間が逆行する睡眠とは?

発想の根幹は、次の日の朝を「スタート地点」にすることです。
どういうことかというと、布団に入った瞬間、意識は「明朝、起きた状態」の自分に切り替わります。そして、そこから時間が逆に流れ始め、眠っている間は昨日の夜へと逆行していくのです。夜更かししたい気分だった“就寝前の自分”に向かって時間がさかのぼっていくわけですね。

この不思議なプロセスでは、睡眠は「今朝から昨夜へ戻る」逆行の旅。十分な時間をかけてゆったりと“過去”へ向かうことで、体はしっかり休まるはず。やがて、昨夜の就寝直前の時点に到達したとき、意識は「起きていたい!」という夜特有のポジティブな気分に覆われています。そしてその瞬間、再び時間が順行に戻り、気づけば実際には朝を迎えている。すると、先ほどまでの眠さや後ろめたさは消え去って、「起きたくない…」状態が払拭された状態で目覚められる、というシナリオです。

予定に遅れがちな人にも応用可能

この時間逆行のアイデアは、睡眠に限りません。
たとえば、待ち合わせがある日にこう考えてみます。
「出発する時刻になった瞬間、自分はすでに待ち合わせ場所に到着している」とするのです。そこから時間が逆行し、待ち合わせ場所から家まで戻る「過去への移動時間」を、実際には自分がゆっくり家を出て移動する時間として確保する。家に着いたらまた時間を順行に戻し、一瞬で待ち合わせ場所へワープすると考えれば、ギリギリまで家でくつろいでいても、結果的には余裕を持って到着できる、という妄想になります。

現実には不可能でも、生み出すヒントはある?

もちろん、こんな時間逆行は現実には不可能です。しかし、この発想は、私たちが抱える「時間不足」や「欲求の矛盾」を解決するための、新しい視点を与えてくれます。
「夜にもっと起きていたい」という気持ちと「朝もっと寝ていたい」という気持ちは、時間の方向を変えられれば両立できるかもしれない、という発見。そこから見えてくるのは、日々の行動スケジュールを組み替えるヒントかもしれません。

たとえば、夜は敢えて“朝の自分”を意識し、スマホを眺める時間を明日への投資と捉えるとか。あるいは、待ち合わせ前に家を出ることができないなら、「逆行」概念をイメージして早めに準備を終わらせるなど、時間管理を発想転換する手がかりになるでしょう。

まとめ

「時間を逆行させる」なんて完全な妄想ですが、その妄想を通して、私たちの睡眠や日常行動に潜むジレンマがくっきり浮かび上がります。
このアイデアが現実になることはないにせよ、時間への考え方をちょっとズラすことで、ストレスを軽減し、日常をもう少し生きやすくする工夫が生まれるかもしれません。
結局、この妄想は「どうやったら自分にとって快適な時間配分ができるか」を考える、一種の頭の体操なのです。

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