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2.195キロが長い

42.195キロの、2.195キロっておまけみたいなものだと思っていた。だけど、実際走ってみたら2.195キロって全然おまけじゃ無い。もはや.195キロもおまけじゃ無い。それが、遠い。

11/5(日)東北・みやぎ復興マラソン2023に参加し、初フルマラソンに挑戦してきました〜!

ウォーリーを探せ!みたい

ハーフマラソンを走ったことはあるものの、それ以上の長さを走ったことがない。なんとなく、チャレンジしてみたいなぐらいのテンションでエントリーした。

ずっと、天気が怪しくて2週間前ぐらいからしょっちゅう天気予報を確認していた。曇りになったり雨になったり。雨降りませんようにと祈っていた。雨の中、走れんこともないけど嫌だよ流石に。

会場に向かう途中から、靴にタイム計測用チップをつけた人がいっぱい。

スタート地点

エントリーの時に目標タイムをビビってかなり余裕をもって入力したせいか、後ろの方からのスタートだった。失敗したな、もうちょっと前の方からスタートしたかった。今回参加する市民ランナーは、1万1000人ということで、とんでもない人数がずらーーーっと整列していた。バカ殿やマイケルジャクソンなどのコスプレランナーや、いかにもガチ勢で膝にはかっこいい柄物のテーピングをしていて軽くずっと身体を動かしながらスタートを待っている人、いろんな人がいた。

スタート〜5キロぐらい

何しろ1万人超のランナーで、かき分けて走るみたいな感じ。というか、どう考えても肘を当てるとかマナー違反しないと速く走れない。しょうがないから、集団に合わせて走る。5キロ地点ぐらいまでくると、だんだん周りにも余裕が出てくる。そこから、自分のペースで走れるようになった。最初から、もうワクワクして練習以上にいいペースで走れていた。細かいちょっとしたのぼり下りが、難しい。下りで、わぁあっと後傾になりすぎず足を前に出す感じが好き。

15キロぐらい地点

ここでどうしても、トイレに行きたい。12キロぐらいからなんとなく我慢していて、このままゴールまで行こうと思っていた。けど、もう無理。見つけたトイレは、男女共用一個しかない。しかも並んでいる。私の大腸とお尻は限界(ごめんなさい)。次のトイレは4キロ先。最悪、並ぶしか無い。遠く、4時間ゴールのタイムキーパー消えていく。しょうがない。

〜20キロぐらい地点〜

トイレですっきりして、また4時間でゴールする人たちを追いかけて行く。追いつけるかな。20キロすぎたあたりから35キロぐらいまで、ずっと似たような感覚で走っていた。半分は過ぎたという安心感。特に足が動かなくなるということもなく、淡々と走り続けていた。

35キロぐらい〜

この辺から「ゴールまであと何キロ」の看板が出てくる。膝裏の筋が攣りそうで攣らないみたいな状態。途中までずっと、5分30/キロぐらいで走れていたのだけれど、急にガタガタっときて6分/キロぐらいに。ハーフマラソンではラストスパートがかけられるのに、フルだとそうはいかないものなんですね。足がああああ、前に出ない!

ゴール直前

長い。40キロ走ってから、あと2.195キロが長い。42キロ走ってから、あと.195キロが長い。何とか4:00:00以内に走り切りたいのに、もう間に合わないかも。沿道やエイドの応援がありがたい。もうちょっと、もうちょっと。

ゴーーール!

あと10秒だった。4:00:00きりたかったな。ゴールするとボランティアの小さい男の子から、完走メダルを首からかけてもらえた。達成感!

フルマラソン、また参加したい。次こそはサブ4。自分は結構体力ある方だと思っていたけれど、自分より速い人こんなにいるんだと思った。いや、自分何様笑。みんなすごい。

「ありがとう、ありがとう〜!」と沿道の応援している人に手を振りながら走り続けている全身ピンクおばちゃんや、下駄で走り切る人、全エイドで色々食べる人。色んな人がゴールしていて、すっきりした顔をしていた。

復興マラソンのコースの75%は震災時に津波で浸水した地域だった。津波時に避難する建物や、嵩上げしたところもあった。沿道から、「来てくれて、ありがとう」と応援してくれる人もいた。

いいね、このゴールした後の溢れ出る感情はフルマラソン走ったことある人しかきっと味わえない。

本番は周りのランナーと応援とアドレナリンのせいか、いつもよりスピードをあげても楽に走ることができた。カロリー消費しまくって、おなかがすいた。

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