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写真展からの贈り物 - 魂を揺さぶられた誰も知らないストーリー

いやーーーーぁぁありがとうございました!!!
プロデューサーの小柳です。

5月2日-5日の4日間。渋谷スクランブルスクエア15階渋谷QWSにて再生をテーマにした写真展とイベントを開催しました。

個人制作の写真展で来場者数558名。
(バタバタでカウント漏れもあります)

大盛況って言わせて下さい!!

想定以上の人数だったのとはじめてのことで、対応が不十分だったりでご迷惑をおかけしてしまった部分もありお見苦しいところ大変失礼致しました。

そうそう「写真展はじめてやりました」というと「えー」と驚かれます。

そもそも映画ドラマの方なのに、小柳さんは何でこの企画をやったんですか?こんな質問を沢山もらいました。

本当は内緒にしておきたかったのですが、、

ご興味を持って下さった方のためにも記事にしておこうと思います。

はじめてこのnoteを読んでくださる方もいると思うので自己紹介を貼っておきます。

それでは本日も書いていきます。

よーい、スタート!
カチん。

写真展からの贈り物 - 魂を揺さぶられた誰も知らないストーリー

この話は【自分が売れていないと思っている全ての俳優】に向けたものだ。

エンタメって何だろうか?

商業の映画やドラマをつくっている時にいつも思うことがある。

それはお客さんの顔が見えないことだ。

映画をつくり公開して反響やメッセージ、知り合いや家族から言葉を貰うことがあるけれど、見てくださるほとんどの人の顔は見えないのだ。

顔の見えない誰かのために一生懸命努力をしている。

ずっとこれをやってきた。

20年この業界で働き、そろそろお客さんの顔見たくね?って思った。

東京でエンタメやろうぜ

東京にきて20年が経つのに、自分が主催するエンタメをやったことがない。

勇気の壁。
知識の壁。
お金の壁。

世の中にはちょっと頑張れば出来ることなんじゃない?と思うことも何かしらの壁に阻まれてやりたいことがなかなかできない。

この原因が何か大体の人がわかっているはずだ。

2022年10月。
1通のラインが届いた。

小柳さん再生をテーマに写真展がやりたいです。

久保谷さんからのLINE

23歳の大学生。

すごく羨ましかった。

僕は20代のときに一歩踏み出すことができなかったからだ。

自分の夢もよくわからず、やりたいことがあっても言い出す勇気さえなかった。

言いたいことを言うってこと。
これができる人とできない人で大きく差がついている。

僕から提案するとしたら言いたいことをただ言うのではなく、自分のやりたいことをちゃんとした形で人に提案することをお勧めする。やりたいとただ言うのではなくそこに自分の意見をちゃんとのせる。大人は子供と違って単純には行動に移せない。

小柳より

若者の未来をつくるのが大人だろ。
頼ってくれてありがとう。

二つ返事でオッケーした。

写真展やったことないなぁw

やるって言ったけど。。

はじめてやるにしても、誰かのマネしたり、普通になるならやる意味ないよなー、なんて考えている内に、20年考えていたエンタメのアイディアが溢れた。

やべーw

いくつか写真展にも足を運んだ、会場を一回りするとあっという間に観閲が終わる。ゆっくり足を止めても30分。

遠いところから見に来たのに寂しいな。

いつもつくってる映画が2時間のエンタメとしたら、写真展は30分〜1時間のエンタメだと感じた。

よし決めた。3時間楽しめるエンタメにしたい。写真にとらわれず、出演者の特技を活かしてイベントしたり、音楽やったり、書道やアートなんかもいいな。

3時間楽しめる写真展なんて聞いたことない。

こりゃ「再生」の裏は「挑戦」だな。

裏テーマが決まった。

誰も知らない俳優やクリエイター達を知ってもらおう。

オーディションで手を上げた人は、受かれば誰かのつくったレールにのっかってゴールを目指すのが普通。

でもね、今回は違うよ。

誰にも言わないけど、自分で考えなかったら恥ずかしい思いをするのは自分だよ。

そんな企画にするために、誰も言い訳ができないように、大舞台の用意から始めた。

僕が1番最初に写真展の会場で相談したのは東京駅の地下街にある大ホール。

1日300万。。

とんでもねーw

東京ビックサイト、秋葉原のUDX、住友不動産のヴェルサール、東京タワー、渋谷パルコ、ヒカリエ、池袋芸術劇場、東急グループのホテル。

交渉した。

東京都が主催するロケーションを支援する会なんてのもあって、そこでも。

予算が無理。
どんなに安くても1日30万はいく。

もう展示場じゃなくてもいいじゃん。
都心の真ん中で貸してくれるとこ探そう。

そんなときに出会ったのが渋谷スクランブルスクエアだった。

【渋谷スクランブルスクエアで写真展を開催】

仮にお客さんがゼロでも、この肩書きは大きい。
(ゼロはいやだけど)
そこに価値がある。

最高の会場を見つけた瞬間、全ての参加者が言い訳ができなくなった。

言い訳ができない環境に身を置く。

初めて全員と顔合わせをした日にスクランブルスクエアで写真展を開催することをお伝えした。

環境って大事だなと思った。

誰かが自分のために何かをしてくれることなんて社会に出たらほとんどない。誰も助けてくれない。

芸能界の荒波に打ち勝つには自分で考えること、行動に移す力がかなり必要だ。それができるようにならなければいけない。

作品に向き合えなかったやつはスクランブルスクエアで思いっきり恥をかく。それも経験だとまた言い訳をする奴もいるかもと思いながら、参加者がこの先に起きる苦難を乗り越えることができるかを楽しみに見ていこうと決めた。

ここから挑戦がはじまった。

売れない俳優に活躍の場を

実は裏の裏テーマがある。

裏の裏テーマとしてフォーカスをあてたのは顔を見せてくれるお客さん達だ。来場くださった方、SNSで企画を知ってくださった方も含め、自称自分が売れてないと思う全ての人の心を動かすものをつくろうと思った。

コロナ禍で自分の仕事がなくなったときに、これから自分に何ができるかを考える時間があり、たくさんの俳優から話を聞いた。売れていない俳優の皆さんって同じことを仰るんですよね。

「オーディションの情報がない」
「活躍できる場が少ない」
「売れる方法がわからない」

いろんな話を聞いて、そんなに言うならそういう場をつくるからやってみろと思ったんですよね。

正直、場があればできるってことではないと思っていた。

でもね、結果として全員がそれぞれの答えを出してくれたこと。

周りにいる仲間の気持ちを奮い立たせたこと。

やればできるじゃん!!
本当に嬉しかった。

写真展で気付いたこと

イベントの中で「あくびの再生」という映画を公開した。

映画を見た人たちが口々に、瞳水さんの演技が良かったと言う。

確かにこの映画の中で彼女は最高に輝いている。
でも、演技が上手いってのはまた違う部分がある。

瞳水さんは素材の良さもあるが、演技が最初から上手かったわけではない。

最初の本読みでちょっとがっかりしたのを思い出した。

出演者全員俳優?
お芝居は俳優の本業だよね?

誰にも本音が言えなかったけど、
無理して映画やる意味がわからなくもなった。

挑戦だよ。

がっかりしたから火の付け所を探した。

全員がもっと本気で向き合うには何からすべきか?
一番演技経験のない瞳水さんがいい演技をしたらどうなる?

瞳水さんに基本を伝え、まっすぐな道を歩かせた。

信頼するアクティングコーチの元へ連れて行った。
そのときに感じたことも記事にしているのでご興味あればお読みください。

松崎さんのアクティングスタジオは小さいけれど人気があって定員割れしている。なので誰でも簡単には今は入れない。それでもこの記事を読んで演技力を高めたいと言う人がいたら、絶対通えるとは約束できないけれど、小柳から聞いたとお伝えいただけば松崎さんも考慮してくれると思う。

https://twitter.com/iwao_matsuzaki

瞳水さんの演技が変わった。

全ての出演者の目つきが変わった。
きっとみんな悔しかったと思う。

みんなが裏で意見交換しているのも知っている。

「ひまりちゃんどんなことやったの?」

みんなが少しずつ動き出した。

動き出したから不平不満が出る。

いろんな不満を聞きながら、この企画のテーマに沿ってみんなが挑戦していることを嬉しく感じていた。

挑戦するってどんなことか

歳を重ねるたびに何かしらの言い訳をしながら、本当にやりたかったことを諦めてしまう。

挑戦すること。

自分1人の力ではできないことも誰かと組めば叶えられる可能性があるという事実。

誘ってもらうのを待つのではなく、自分で手を上げて行動すれば、想像以上の出会いがあること。

手をあげろ、声をだそう。

失敗だってする。

失敗した過去はずっと恥ずかしい思いをするわけではない。

失敗した過去は自分を強くしてくれる。
その過去が笑えるようになる時が必ず来る。

辛かった過去は変えることができるのだ。

いま立ち止まっていても大丈夫。

先入観がないってことはありのままの自分を知ってもらえるってことだよね

短編映画「あくびの再生」の台詞より抜粋

僕たちは挑戦をしたことでたくさんの人の心が動いた。

お芝居をして目指してることってこう言うことなんじゃないかな?

人の心を動かす。
できているよ。

挑戦をすることの意味、メッセージを読んでほしい。

心が動く瞬間を感じろ

企画を通して心が動いたメッセージを紹介したい。




つづく↓
つづく↓
つづく↓
つづく↓
つづく↓


心に刺さるよね。

心が動いたよね。

いいじゃん停止してたって。この中にやめたいやつなんていないの。

短編映画「あくびの再生」より抜粋

嬉しかったなぁ。この台詞。

そうなんだよ。

やめたいやつなんていない。

ただ立ち止まっているだけなんだよ。

だから伝えたい。

最後に

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

この企画をやるときに描いたこと。

あくびの再生オールアップの瞬間

企画を知って下さった誰かが、自分にもできるって思ってくれること。

あいつにできたんだからやってみようぜって言ってほしい。

やりたいことをやるのなんて簡単だって知ってほしい。

周りに何を言われようと「やるぞ」って手を挙げた人が強いんだ。

それができる人なんて1%くらいなんじゃないかな?

手をあげたから得られた経験。
この経験は大きい。

だからこそ自分の可能性を否定しないで思いっきりやりたいことをやって欲しい。

この企画を通して伝えたかったのはこの一言だ。

「羽書」より 書道家の道田さんと一緒につくったグッズです。作りたい人は誰でも作れます。ご興味あれば下記の記事に説明が貼ってあります。

この記事を読んでくださったみなさんの思いも教えてほしいので引用リツイートまたはメンションをつけてTwitterやインスタグラムにアップしてください。全部見に行きリツイートさせて頂きます。僕のTwitterは監督やプロデューサーの方などがフォロワーにおります。ってことは知ってもらうチャンスです。想いって心が動くから気になるんですよね。やるかやらないかはあなた次第ですが。

少しは形になったかな?

自分で思い描いていたことの数倍上をいく企画になった。
みんなのおかげ。

想像を超える仕事。

『選んでくれてありがとうございます』って言ってくれた顔が忘れられないなぁ。

いつでも答えは目の前にある。

次のステップへ行こう。

誰に頼まれてるわけでもなく自分で好きなことやっているのに堂々と俳優って言えない自分が一番恥ずかしい

あくびの再生より抜粋

自分たちと同じように今立ち止まってしまってる人たちの人生を先生の作品で動かしてあげればいいんじゃないですか?

あくびの再生より抜粋

今度はあなたの番です。

次!!!


頑張っているひとが活躍の場が広げられるようなプラットフォームをつくっていきたい。

もしご興味頂けましたら下のハートボタンを押してくださると幸いです。

再生に関しての記事はこれ以外に2つ作るつもりです。
ご興味があればTwitterをフォローしてお待ちください。

学びて前へ一歩進め。

プロデューサー小柳智則

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