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新しいチャレンジ!杏林大学観光交流文化学科で短期授業スタート

前回の更新からだいぶ期間が空きました...。言い訳ですが、コロナ期をどうサバイブするのか。新規案件の獲得。新しい事業へのチャレンジ。ということで更新が滞っておりました!今回、杏林大学外国語学部観光交流文化学科にて短期授業15コマを担当することになり、土日はこの準備に時間を使っていました。せっかくなのでこの際、自分の思考の整理がてらnoteを書いてみます。

大学生に還元したい

自分がずーっとやりたかったことの一つに、「大学生に還元したい」ということあります。腐った学生生活を送っていた私が大学5年生の時にとある非常勤講師の方に出会い、「あ、社会ってこんなに面白いんだ!ビジネスのプロってなんか面白そうだな!」と刺激を受けるキッカケがあったのです。

フットサルしては授業で寝るみたいな腐った大学生活を送っていたのですが、大学を卒業する前に変わるキッカケをもらえました。自分もいつかは大学生という社会に対して悶々と不安を持つ人の役に立てるようになりたい、いつしか「大学生に還元できる人になりたい」というのが目標になりました。

還元できる人になるにはどうしたらいいのか?

当時学生ながらにいつかは自分も還元できる人になりたいなぁ。じゃあそうなるにはどうしたらいいんだろう?少なくともド素人からは教わりたくないし、実績ゼロの人にも教えられたくないなぁ。何かしら経験していてその道のプロって呼ばれるような面白い人間になればきっといつかそういう機会が来るんだろうと思いながら、いつかは絶対そうなってやるという気持ちで、山あり谷ありの社会人生活を送ってきました。

社会人3年目で藤原和博さんの「キャリアの掛け算」という言葉に出会い愚直に軸を作ろうともがいてきました。その結果、営業という軸を中心に添えつつ異業種への転職を2回してたくさんのことを学ぶことができました。最近思うのは、「変わること・変わらないこと」の違いです。原理原則的なことって時代や、働く場所が変わっても変わらないというのが面白い発見でした。

そうして目の前の仕事に全力で集中していると、数年前からポツリポツリと1コマの講演を大学でさせていただく機会が増えてきました。そして、ついにこの度15コマの短期授業をもたせていただくことになりました。なんと1000字レポートを書いた人でかつ夏休み返上で短期授業に参加する意識が高すぎる学生さんたちです(自分の学生時代とは正反対 笑)。

授業で伝えたいこと

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授業で伝えたいのは、すごくしょうもないこと、当たり前のことかもしれないのですが「(正しく)実行」することです。正直、観光がどうのとか一旦端っこに置いておいて、問を立てる、考え抜く、仮説を立てる、やりぬく、失敗から学ぶ、もっかいやる。その成功の角度を高めることが、今後も不変的で変わらないことなのかなと感じてます。

そのため授業でも徹底的にアウトプットにこだわってやります。受け身のただ聞く授業は5分で忘れる。「あー身になる授業だった」でおしまい。けれど、自分が考え抜いたことは今後自分の脳みその血肉になってより素晴らしいアウトプット(結果)につながると私は信じています。なので、「マジ超絶面倒くさいし、しんどい授業だったけど、あの授業やっててよかった」と社会人になって振り返ってもらえる授業になることがゴールです。

今後の観光業界

授業をするにあたりもっと観光業界について知らないといけないということで、本を読んだりデータにあたってみると正直かなり辛かった 笑。利益率が低い、平均年収は業界で最も低い、コロナでの直接的な被害が大きい、100日黒字265日赤字...と、挙げればキリがありません。正直短期的には、コロナ直撃でかなり大変で、暗い業界かもしれません。少なくとも観光業界を目指す学生にとっては就活する時期は絶望的だと思います。

観光関係の上場企業の決算書も見てみると顧客の変化に全然ついていけてなかったけど、シェアNo.1だったからこれまで生きながらえていたような会社や事業が多かったのではと想像しています。だんだん売上も粗利も緩やかに減っているけれども事業規模が大きくて人も紐付いていて、社内のしがらみもあって動かせないような事業形態が多いように感じます...暗い 笑。

ですが、見方を変えればコロナによって悠長なことは言ってられない。ディスラプションがグッと早く起きる可能性がある業界だとも言えます。なので学生視点で考えると敢えて観光業界から違うところに身を置いてみるのも大いにチャンスだなと。

他の業界で学んだことを新しい切り口として観光業界にフィードバックしていくことは十二分に可能ですし、むしろそういった人材が今後より求められていくのでは?と感じています。デジタル×観光、デザイン×観光、戦略×観光...もう可能性しかない!コロナで利権・タテ割り至上主義が消滅して、観光業界にディスラプションを起こせる人がどんどん求められていくと感じています。

まとめ

短期的には暗い観光業界ですが、長期的な視点でみると観光は死なない。現状課題は山積みだけど、若い力、観光業とは違う視点が、観光業界を変えていくと想像しています。そういったオモシロイ学生を観光業界、世の中に輩出できるように、今日も授業のブラッシュアップを続けます!

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