福井彩加という女
最初にズッキュンしたのは『コッペくん』の装丁の仕事を担当したときだ。郵送で送ってもらった表紙の色校正についていた付箋。
最初はmessengerでのやりとりをしたくらいでどんな人なのか知らなかったけど、このメモひとつで彼女がどんな人か想像できた。
こういう気づかいってコミュニティマネージャーの教科書の1ページ目の1行目に書いてあることだよね。確か書いてあった。
コミュニティマネージャーという職は主にオンラインコミュニティでの人と人の潤滑油のような役割の人。
福井彩加はコルク社員で、コルクラボのコミュニティマネージャーだ。
そして今、このメモをあらためて見て、震えた…。
よく見てください。文字に注目。
福井さん(以下ふうちゃん)はこのときに「コッペくんむずいですね…」と書いている。これは僕がこの数ヶ月後にコッペくんのキャラデザインをすること、その答えを未来予測してるんじゃないか?
僕はコッペくんを描きやすくデザインをしたのですよ!
その後、ふうちゃんがコルクインディーズの決起会イベントを担当していたと聞いた。このイベント、すごく感動したんだよ。あったかくて、気づかいがたくさんされていて。これが、ふうちゃんらしさなのか。
彼女がコミュニティマネージャーとして奮起しようとしていることを、コルク執行役員の長谷川さんから聞いていた。ふうちゃんは絶対向いている。だから、柴山由佳さんや、浜田綾さんを紹介した。
昼からビールを飲ませてすみません。でも、喜んでいた。
その最中、僕は2月から前田デザイン室で大改革を考えていた。運営チームを解体し、元運営リーダーの浜田綾さんに戻ってもらって「全体運営」を実現しようとしていた。僕としては明確に言語化できないが、新しい風が欲しかった。
ゲスト・コミュニティマネージャーだ。
ふうちゃんがコミュニティマネージャーとして、前田デザイン室にコラボで運営に参加してくれたら、お互いの良い化学反応が起こる。それを直感した。
今から思うと、浜田綾さんとふうちゃんはコミュニティマネージャーとしても人間的にも、よく似ているところがある。それを先の仕事っぷりで感じていたのだろう。
・ガッツがある
・やさしい気づかい
・頭がいい
・愛嬌があってかわいらしい
・いろんな気持ちや情報をすくう大きな網を持っている
福井彩加はそういう人だ。
4月末で、3ヶ月のコミュニティマネージャーが終わる。ふうこの修行クエストが終わる(彼女がそう呼んでいた)
たった3ヶ月とは思えないくらい前田デザイン室に馴染んでいたし、前田デザイン室をよくしてくれた。新しい前田デザイン室を作ってくれた。
最後に運営チームで座談会をしたんだけど、その時に3ヶ月の振り返りの資料を休日返上で作ってくれていた。前デのいいところを言語化してくれたり、コミュニティの前デの未来予測までしてくれた。泣ける。
ふうちゃんから、前田デザイン室にたくさんの「おもろ!たのし!いいな!」をもらった。本当にありがとう。すごい人です。
大変お忙しい中、今回の提案に賛同・ご協力してくださった、コルク長谷川さん、佐渡島さん、心より感謝しています。
ありがとうございました。
前田高志
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〇〇という男(女)シリーズ
vol . 1 浜田綾という女
vol . 2 細川剛という男
vol . 3 土田真巳という女
vol . 4 柴山由香という女
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